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職員紹介Members
より「日本が世界に誇れる劇場」
となるようにしたい
- 営業課A・Sさん
- 2015年4月入社
出身学部:音楽学部/音楽研究科
(2023年掲載)
Question.01新国立劇場運営財団を志望した理由を
教えてください
幼少期からピアノを習い、大学で音楽学、大学院でアートマネジメントを専攻していたため、何らかの形で音楽と社会をつなぐ仕事をしたいと考えて働き方を模索していました。劇場や音楽祭の現場でのインターンやアルバイトを経験しつつ、最終的にどのような組織に所属したいか考える中で、現代舞台芸術の分野で唯一の国立劇場であり、世界的に一流の公演を上演し続けている新国立劇場で働くことができたら大変幸せなことだろうと思い、志望しました。
Question.02現在はどのような仕事をしていますか。
やりがいを感じることは?
主にオペラのチケットの営業活動を行っています。より多くのお客様にご来場いただくための営業計画の立案、計画に基づく団体・一般のお客様への販売促進などです。上演する演目は多岐にわたるため、演目の特性をふまえて営業活動を行うためには多様な知識や経験、分析が必要であり、絶え間ない努力が不可欠となります。しかし、苦心して実現した販売施策により、多くのお客様がチケットをお求めになり、実際にご来場されて満足してくださった際には、やりがいを感じます。
Question.03これまでで一番印象に残っている
仕事上のエピソード、苦労話などが
あれば教えてください。
海外の劇場に出張し、新国立劇場のPR活動を行ったことです。前例がなく、文化も言語も異なる国でどのようなPRを行えば効果的なのか分からず苦心しました。特に現地の劇場の方との事前準備では、日本語でも複雑な内容をお互いに母国語ではない英語でやり取りせねばならず、根気が必要でした。しかし、実際に海外で大勢のお客様に「今まで新国立劇場の存在を知らなかった。訪日の際には新国立劇場で観劇したい!」というお声をいただき、大きな達成感を感じました。
Question.04職員から見て、運営財団とはどのような
職場ですか?
新卒の正規採用を行う組織自体が少数である舞台芸術業界において新卒の正規採用を実施しており、諸制度も整っており将来の展望をもって働けるという点で、大変恵まれた職場だと感じています。また、経験年数にかかわらず、自由に意見を出し合える雰囲気があるため、前例に捉われることなく新しいことにチャレンジできる職場だと思います。
Question.05どんな学生時代でしたか?
学内外のオペラ公演で稽古ピアニストを務めたり、学内のバッハカンタータクラブに所属して歌ったり、日々音楽と生活を共にしていました。また、地方都市でのクラシック音楽祭運営のアルバイトや、レセプショニストとしても仕事を行い、興味があることをひたすら実践しました。各現場で多くの方にお世話になりましたが、振り返ってみると無駄な経験は一つもなく、今までの経験・出会いが全て現在の仕事に活きていることを実感しています。
Question.06今後の目標、取り組みたい仕事などを
教えてください
今までに国際商談会の出展担当や、海外に出張して劇場のPR活動を行う機会がありました。実際に海外の方とお話してみて、まだまだ海外では新国立劇場に関する認知が進んでいないと感じたため、まずは様々な国の方に新国立劇場の存在を認識していただきたいです。そして、海外からも気軽に観劇に来られるように、関係団体と連携して環境を整えていきたいと考えています。そのような活動を通して、より「日本が世界に誇れる劇場」となるようにしたいと思います。
1日のスケジュールSchedule
- 13:00
- 出勤。パソコンでメールチェック・対応。前日のチケット販売状況の確認。
- 14:00
- 今後のオペラ演目のプロモーションに関する部内会議に出席。
- 15:30
- オペラ公演の初日打合せに出席。
- 16:00
- 翌日訪問する学校団体へ納品するチケット・資料等を準備。
今後の公演の提案書を作成、取引先へ送付。メールチェック・対応。
- 18:00
- オペラ公演開場。来場される学校団体の対応。先生方とコミュニケーションを取りつつ、学生さんが安全に入場・着席される様子を見守る。
- 19:00
- オペラ公演開演。休憩(夕食)。
- 20:00
- 事務所に戻り、今後の公演のチラシ校正。
- 20:30
- オペラ公演休憩開始。ホワイエにて学校団体の様子の見守り。体調不良の学生さんの対応等。
- 21:00
- オペラ公演休憩終了。事務所に戻り、今後の演目に関するU25/U39優待チケット発売の検討・準備。
- 21:30
- オペラ公演終演。学校団体の先生にお礼をお伝えしつつ、お客様のお見送り。
- 21:45
- 事務所に戻る。無事に学校団体の鑑賞が終了したことを報告。退社。
- ※夜公演対応の場合
運営財団を志望する皆さんへ
「舞台芸術には興味があるけれど、実際に劇場でどんな仕事をしているか分からず、志望することに不安がある」という方も多いかと推測します。始めは誰しも不安があるかと思いますが、失敗を恐れずに挑戦していく決意と、粘り強く継続する根気があれば、必ず道は拓けていくと思います。様々な可能性が広がる新国立劇場で、柔軟な思考を持った皆さんと、一緒に働ける日をお待ちしています。