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職員紹介Members
誰もが自分の仕事に対する
誇りを持っています
- 観客サービス課R・Sさん
- 1997年4月入社
出身学部:文学部
(2018年掲載)
Question.01新国立劇場運営財団を志望した理由を
教えてください
当初は公務員受験も考えていましたが、進むべき道に迷いもありました。色々と情報を集めていく中で文教団体職員採用試験の募集要項を目にし、そこで初めて新国立劇場ができることを知りました。舞台鑑賞は好きでしたが専門的な知識はなく、自分に務まるのか不安もありましたが、新しくできる、しかも国立の劇場において、舞台を支える一員として働くことにとても心惹かれ、自分の可能性を広げてみたいと思い受験を決意しました。
Question.02現在はどのような仕事をしていますか。
やりがいを感じることは?
友の会「クラブ・ジ・アトレ」会員をはじめとしたお客様向けイベント対応、公演会場で売る関連商品の管理・精算業務、そのための外部スタッフ・アルバイトの手配、その他会員やお客様向けサービス業務全般のサポートをしています。ゲネプロ見学会やバックステージツアーなどでお客様と接することも多く、その日限りのパフォーマンスを心待ちにしてきたお客様の高揚感を肌で感じると、自然と気持ちも引き締まり、モチベーションも高まります。
Question.03これまでで一番印象に残っている
仕事上のエピソード、苦労話などが
あれば教えてください。
団体チケット営業のほか貸劇場、広報、公演関連法務、人事など現場から管理部門まで様々な仕事に携わりました。前例がなく苦労したのはバレエの舞台映像を販売用にDVD化したときです。公演にまつわる出演者・スタッフ全員の契約関係を洗い出し、映像化のための著作権処理、出版元との契約を経て無事発売されたときには、初めて形になるものを生み出せた感動で一杯でした。他方、その後一番長く在籍した人事部門では、労務や社会保険関係の専門知識を深めながら、職員が円滑に働けるようサポートすることの意義や喜びも味わうことができました。
Question.04職員から見て、運営財団とはどのような
職場ですか?
様々な部署を経験してわかるのは、誰もが自分の仕事に対する誇りを持っていることです。今所属している営業部は比較的若手が多いのですが、年齢や経験の有無に関係なく意見を交わし、良い提案は迅速に実現しようとする柔軟な雰囲気の中で、皆生き生きと働いています。また、子育てしながら仕事ができる体制も整っており、私も1年の育児休業を経て、短時間勤務制度を利用して働いています。周囲の理解もあり、女性にとって長く安心して働ける職場だと思います。
Question.05どんな学生時代でしたか?
図書館でアルバイトをする傍ら、得た収入でバレエやミュージカル、学生演劇をよく見ました。映画や美術館にも足を運び、旅行もよく行きました。一時期所属していた能のサークルで謡や仕舞を習う機会もあり、幅広く様々な芸術に触れられた贅沢な時代でした。
Question.06今後の目標、取り組みたい仕事などを
教えてください
小さな存在であっても、自分の仕事は必ず誰かの仕事につながり、それらが集まって大きな成果につながり、ひいてはお客様の満足につながります。それは、現場でも管理部門でも同じです。仕事量は多くともすると目の前の作業に埋没しがちですが、自分が劇場を支える巨大なマンパワーの一員であることの自覚を持って、どんな仕事でもその先にあるものを見据えながら誠実に取り組んでいきたいです。
1日のスケジュールSchedule
- 9:30
- 出勤、パソコンでメールチェック、郵便物チェック。
- 10:00
- 前日のプログラムの売上を確認、入金処理。次回公演で使用する物販用の釣銭の受取り。
- 10:30
- アトレ会員向けゲネプロ見学会受付の準備。掲示物、当日配布物、名簿等の作成。
- 12:30
- 昼食。
- 13:30
- ゲネプロ見学会受付。
- 14:00
- 次回公演用の物販準備。商品の在庫数確認、管理表の作成、アルバイトスタッフへの指示、等。
- 17:00
- ゲネプロ見学会終了、お見送り。
- 17:30
- 退社(短時間勤務制度利用中のため)。
運営財団を志望する皆さんへ
時間があるうちに、できるだけ多様な価値観に触れて、様々なエンターテインメントに触れてみてください。そして、そこで得た感覚(何に共感でき、何に不満をもったか、他人との受け止め方の違い等)を大事にしてください。その感覚が、ここで舞台作りやお客様目線でサービスを考えていく時の大切な土台になります。今後の20年、30年を担っていく皆さんの新しいエネルギーを、是非、ここ新国立劇場に注いでもらえれば嬉しいです。