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職員紹介Members
自分たちが新国立劇場の歴史を作っていると
思える瞬間があります
- バレエ研修係M・Kさん
- 1996年4月入社
出身学部:文学部
(2017年掲載)
Question.01新国立劇場運営財団を志望した理由を
教えてください
実は、当初全く別の業種を考えて就職活動をしていました。その最中、内外学生センター(当時)で偶然手に取った情報誌から、“第二国立劇場”なるものが出来つつあり、新卒職員を募集していることを知ったのがきっかけです。もともとオペラやバレエに関心はあったので、劇場運営業務に携わることができるのでは、と思いたったことが今に繋がっています。
Question.02現在はどのような仕事をしていますか。
やりがいを感じることは?
新国立劇場には、オペラ、バレエ、演劇の3つの研修所があり、その中のバレエ研修を担当しています。研修所を運営する事務局としての仕事、年2回の発表公演と「バレエ・アステラス」公演の実施、次年度の研修生・予科生の募集など、ほかにも様々な業務があります。職員一人一人の守備範囲も広く大変な面もありますが、将来のバレエ界を担うダンサーを育成するのが主な役割ですので、その分やりがいもあります。
Question.03これまでで一番印象に残っている
仕事上のエピソード、苦労話などが
あれば教えてください。
劇場運営という業務のため、公演の対応などでどうしても帰宅が深夜になったり、土日に出勤したりすることはあります。私にとって子育てをしながらのこうした勤務は決して楽ではありませんでしたが、周りの職員をはじめとして、家族も含め多くの方に支えられて何とかここまでやってこられたと思っています。
Question.04職員から見て、運営財団とはどのような
職場ですか?
財団には、本当にいろいろな人がいます。強烈な個性を持っている人も・・。ときには意見の相違や、それこそ文句の言い合いもありますが、でもやっぱりみんな心の底から舞台が好きな人達の集まりなのだと思います。
Question.05どんな学生時代でしたか?
文学部で歴史学を専攻していました。地元で「発掘のアルバイトありませんか」と問い合わせ、でもなかなか発掘作業には出会えませんでしたが、それでも歴史資料館内で土器の計測や図面作成などの手伝いをさせてもらうなど、今思えばそれなりに歴史に向き合っていた学生時代だったと思います。
Question.06今後の目標、取り組みたい仕事などを
教えてください
バレエ研修所開所からまだ15年ほどですが、各バレエ団でプリンシパルやソリストを務める修了生も少なくありません。プロとして世界で活躍できるバレエダンサーを送り出す。それが一番の目標です。
1日のスケジュールSchedule
- 9:30
- 出勤・パソコンでメールチェック。
- 10:30
- 研修主管(現・研修部)内会議。
- 11:30
- 次公演のピアニスト 曜日シフト案作成。
- 13:00
- 昼食。
- 14:00
- 宣材(公演ちらし、研修所リーフレット)校正、デザイン案検討。
- 18:00
- 書類作成等残務。
- 18:15
- 退社。
運営財団を志望する皆さんへ
一つ一つの仕事はとても地道で、華やかなものではありません。それでも自分たちが新国立劇場の歴史を作っていると思える瞬間があります。新国立劇場の歴史はまだまだ浅いです。これからの劇場の歴史をつくる一員として、ぜひその扉を叩いてみてください。