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職員紹介Members
舞台のもつエネルギーは
社会をより豊かにすると信じています
- 舞踊A・Yさん
- 2015年4月入社
出身学部:教養学部/総合文化研究科
(2020年掲載)
Question.01新国立劇場運営財団を志望した理由を
教えてください
昔から音楽が好きだったことと、大学の専攻が芸術にかかわる内容だったので、芸術文化を広げ支える仕事ができたらと思いながら就職活動をしていました。そんな折、日本芸術文化振興会の説明会に参加した際、新国立劇場でも採用を行っていると知りました。西洋文化を勉強していた自分にとってはこちらのほうが仕事としてマッチしていると感じました。
Question.02現在はどのような仕事をしていますか。
やりがいを感じることは?
主に新国立劇場バレエ団のスケジュール管理を担当しています。現場のダンサーやスタッフ、ピアニストと日々コミュニケーションをとりながら、公演の実現に向けて稽古がスムーズに進むよう関係各所と調整を行っています。稽古が進行するなかで浮かんでくる課題を一つ一つクリアして、無事に公演初日を迎えお客様に拍手をいただけた時が、現場に近い立場にいる身としてとても嬉しいです。
Question.03これまでで一番印象に残っている
仕事上のエピソード、苦労話などが
あれば教えてください。
恥ずかしながら今の部署に配属されるまでバレエについてあまり知識がなく、専門用語や常識的なことが分からないことが多々ありました。今も勉強の毎日ですが、幸いにも周りはその道のプロ フェッショナルな方ばかりですので、適切なアドバイスをいただけています。
Question.04職員から見て、運営財団とはどのような
職場ですか?
舞台芸術を共通の言語として語り合える、類いまれなる職場です。比較的小さい組織ということもあり、経歴や年齢を問わず幅広い業務の裁量を任されることもあります。自分の考えや経験をもと に、より良い形での仕事を模索できる環境にあると思います。
Question.05どんな学生時代でしたか?
昼間に授業を受けて夜にアルバイトをする、いわゆる普通の学生でした。専攻が芸術に関わるものでしたので、時間があれば美術館や舞台を見に行ったりしていました。毎週末は社会人の吹奏楽団で楽器を演奏していまして、現在も仕事の合間を縫って続けています。
Question.06今後の目標、取り組みたい仕事などを
教えてください
新国立劇場バレエ団を、環境・待遇などあらゆる面においてより一層「ナショナル・カンパニー」らしいものにすること、そしてこの素晴らしいダンサーたちと劇場を、より多くのお客様に知ってもらえるようにしたいです。また、劇場空間、そして観劇という文化に親しみを感じてもらえるよう、社会に働きかけていきたいです。
1日のスケジュールSchedule
- 9:30
- 出勤・パソコンでメールチェック。
- 10:00
- クラスレッスン開始。出席状況のチェック。
- 10:30
- ピアニストのシフト調整。空いている日程が無いか確認し、あれば入れないかどうか打診。
- 11:30
- 稽古開始前。スタッフと来週の稽古スケジュールの確認・調整。
- 12:00
- クラスレッスン教師へ翌月分を依頼。
- 13:00
- 昼食
- 14:00
- 昼の間に来ているメールへの返信や、印刷物の校正チェック。
- 15:00
- 衣裳スタッフより衣裳再合わせの依頼。必要なダンサーとかかる時間を聞き、稽古予定と照らし合わせて大体の予定を調整。
- 16:00
- 来週の稽古スケジュール確定。関係各所へ連絡。
- 17:30
- 稽古終了。衣裳の再合わせが必要なダンサーと予定を相談し、日程を確定。また、明日の稽古予定の変更があればピアニストへ連絡。
- 18:15
- 退社。
運営財団を志望する皆さんへ
形の残らないものではありますが、舞台のもつエネルギーは社会をより豊かにすると信じています。財団にはここには書ききれないほど多様な仕事があり、個々の経験が活かせる場が用意されています。舞台芸術に対する情熱と冷静さをもって、財団に新しい風を吹かせてくださる方々と一緒に働ける日を楽しみにしています。