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職員紹介Members
ここには、ありあまるほどの
可能性があります
- 舞踊T・Nさん
- 平成9年4月入社
出身学部:法学部
Question.01新国立劇場運営財団を志望した理由を
教えてください
職探しをしていた頃、色々な仕事の採用試験の中で、劇場関係の募集の方が他の職種よりも手応えが良いと感じることが多かったので、新国立劇場の職員募集に応募しました。また、一般の企業の求人募集は仕事内容が漠然としていますが、「劇場での仕事」というのは他よりも少し職場のイメージがつかみやすかったです。
Question.02現在はどのような仕事をしていますか。
やりがいを感じることは?
新国立劇場バレエ団の事務スタッフとして仕事をしています。現在は予算に関すること、公演実施のためのゲストスタッフやアーティスト、著作権者などとの契約業務が主な仕事です。仕事上の同僚であるバレエ団のダンサーやスタッフとのコミュニケーションも、日々の大きな部分を占めています。過去に担当してきたバレエ団の会計や広報、カンパニー・マネージャーとしての経験が、現在の仕事をする上の助けとなり、やりがいを感じるもとになっています。
Question.03これまでで一番印象に残っている
仕事上のエピソード、苦労話などが
あれば教えてください。
震災の直後に予定されていたバレエ公演がやむなく中止になったときです。
公演活動の再開に際しても色々な意見や思いがあり難しい状況でした。私たちの職業は公演活動を行うことですから、普段と同じように仕事を続けることが大切だと思いました。職業としての芸術活動について考える、よい機会となりました。
Question.04職員から見て、運営財団とはどのような
職場ですか?
ここには、ありあまるほどの可能性があります。素晴らしく実った果実がある一方で、可能性が大きすぎていまだに芽吹いていない種子もあります。
比較的ゆとりをもって物事を考えながら、仕事に取り組むことができる職場です。それに学生時代のどのような経験でも、ここでは活かすことができる瞬間が訪れるのでは。
Question.05どんな学生時代でしたか?
まわりに何人かいた優秀な同級生が語る、色々な物の見方や意見をいつも感心しながら聞いていました。自分がそのような意見を思いつくことはあまりありませんでしたが、その頃に聞いた彼らの考え方は、いまだに物事を考えるときの基になっています。
Question.06今後の目標、取り組みたい仕事などを
教えてください
このバレエ団を「国立のカンパニー」として、よりふさわしい形にすること。この劇場を、より「オペラハウス」らしくすることです。ここで上演する公演の水準は相当高いですが、必ずしも数が多いわけではないスタッフと、アーティストとの熱意だけによって成立している部分が、まだ多くを占めています。
公演回数を増やし、芸術は日常的なものであるということを、広く人々の意識に浸透させていきたいです。
1日のスケジュールSchedule
- 9:30
- 出勤・パソコンでメールチェック。夜の間に届いている国内外からのメールに返信。
- 10:30
- 契約書などの書類作成。当日のリハーサルに関する必要な事務確認。
- 11:00
- 会議・打ち合わせ。
- 11:30
- 公演関係者との連絡。契約書などの書類作成。公演経費など確認。
- 12:30
- 昼食。
- 13:30
- 公演関係者との連絡。契約書などの書類作成。公演経費など確認。
- 14:30
- 会議。
- 15:00
- 会議にもとづいて資料作成。
- 16:00
- 国外から届き始めるメールなどへの返信。連絡事務。
- 17:30
- 稽古場ではリハーサルが終了。リハーサルで生じた案件などへの対応。
- 18:15
- 終業。
運営財団を志望する皆さんへ
想像力を存分に働かせてください。
伝統は守りながらも、あるときには壊して形を変えていくこと。
まだ若い劇場ならではの可能性、この短期間に達成した素晴らしい実績がある一方で、もう凝り固まってしまった意味をなさないものもあるはず。想像力を働かせて、日々歴史をつくってください。