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職員紹介Members
舞台芸術を広い視点から継続的に支える
一員となることに魅力を感じました
- 演劇A・Tさん
- 2005年10月入社
出身学部:文学部
(2017年掲載)
Question.01新国立劇場運営財団を志望した理由を
教えてください
学生の頃何気なく見に行った演劇公演に衝撃を受け、将来は舞台に関わる仕事に就きたいと考えていました。一口に舞台に関わる仕事と言っても様々ですが、劇場という場で、舞台芸術を広い視点から継続的に支える一員となることに魅力を感じ、新国立劇場を志望しました。
Question.02現在はどのような仕事をしていますか。
やりがいを感じることは?
演劇公演を立ち上げる部署にいます。プロデューサーが企画、キャスティングした作品を実現化するべく、スケジュール調整や稽古場の準備、関係者への連絡など、創作現場が滞りなく進むための様々な事務を担っています。40日間の稽古と20日間の本番を俳優やスタッフと供に過ごし、いよいよ千秋楽を迎えた時の達成感は何よりのやりがいです。
Question.03これまでで一番印象に残っている
仕事上のエピソード、苦労話などが
あれば教えてください。
日韓混合キャストで上演した「焼肉ドラゴン」は印象的な経験でした。韓国から来日したキャストの宿泊の手配、日々の生活のサポートなど、普段以上に気配りを必要とする仕事が多々ありましたが、3ヶ月に及ぶ滞在を「楽しかった」と言ってもらえたことはとても嬉しい出来事でした。
Question.04職員から見て、運営財団とはどのような
職場ですか?
どの部署にいても常にオペラ、バレエ、ダンス、演劇をすぐ近くに感じながら働くことができるのが、最大の魅力です。大きな組織ではないので、一人一人の仕事の範囲が大きく、年齢に関わらず責任ある仕事を任される場面も少なくありませんが、自由な創意工夫が前向きに受け入れられる雰囲気があり、とても働きやすい職場だと思います。
Question.05どんな学生時代でしたか?
文学部で美術史を学びながら、ソフトボール部に所属して汗を流し、その合間に演劇を観るという日々でした。自分自身と向き合う時間がたっぷりある、のんびりした学生生活でしたが、そのおかげで自分のやりたいことをじっくり見極めることができたと思います。
Question.06今後の目標、取り組みたい仕事などを
教えてください
舞台芸術は、人を救ったり、励ましたり、新たな価値観を目覚めさせたりする、とても大きな力を持っていると思います。観る人の心に届く作品を上演することを常に忘れずに、まずは演劇公演の制作担当者として責任ある仕事をしていきたいです。
1日のスケジュールSchedule
- 11:00
- 出勤、メールチェック。
- 11:30
- 出演者およびスタッフの着到確認。不在者には電話連絡。
- 12:30
- 開場。制作受付にてチケット受け渡しや精算。
- 13:00
- 開演。楽屋にて、出演者およびスタッフの業務に滞りがないことを確認しつつ、メールチェック。
- 16:00
- 終演。翌日の着到時間インフォメーション。楽屋訪問者の案内。楽屋片付け。
- 16:55
- 全員の楽屋退出を確認。
- 17:00
- 休憩。
- 18:00
- デスクワーク(印刷物の校正。次公演の打ち合わせ。)
- 19:45
- 退社。
運営財団を志望する皆さんへ
現代舞台芸術を扱う国立の劇場は、ここ新国立劇場しかありません。舞台芸術の今を引っ張っていく存在として、誇りを持って働ける場所です。劇場の業務は多岐に渡り、配属される部署も様々ですが、どんな状況でも前向きに取り組む熱意のある方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。