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職員紹介Members
日々、財団内外の多くの方から
学ぶことばかりです。
- 演劇研修係A・Sさん
- 2020年4月入社
出身学部:文学部
(2021年掲載)
Question.01新国立劇場運営財団を志望した理由を
教えてください
幼い頃からヴァイオリンを習っており、高校生の時は声楽を専攻していましたので、仕事として芸術や舞台に携わりたいという思いはずっと持っていたように思います。
一般の大学へ進学し、劇場へ足を運ぶ習慣がない、舞台芸術との接点が薄い人とのかかわりが増えるにつれて、もっと幅広い方に向けて劇場の間口を広げられるような仕事がしたいと強く考えるようになりました。公演を実施する「場」としての機能を持つだけでなく、劇場として舞台芸術を「創造し、普及、振興していくこと」を目指す姿勢に惹かれ志望しました。
Question.02現在はどのような仕事をしていますか。
やりがいを感じることは?
新国立劇場には、次世代の舞台人を育成するための、オペラ、バレエ、演劇の3つの研修所があります。
その中でも演劇研修所の事務局として、研修所運営の業務、年に3回行う研修所公演の制作業務、次年度の研修生の募集業務などを担当しています。部署内では稽古場での仕事や、公演のチラシ、プログラム、台本、座席表の作成など公演関係の業務を中心に担当しています。外部のスタッフさんや講師の方とのかかわりも多く、日々、財団内外の多くの方から学ぶことばかりです。
公演の稽古期間は基本的にずっと稽古場にいますので、稽古の中で研修生の成長を少しでも感じられた時や、日々の業務の中で小さな成果が出たときはやりがいを感じます。
Question.03これまでで一番印象に残っている
仕事上のエピソード、苦労話などが
あれば教えてください。
新国立劇場主催公演では各部署で分担する仕事も、研修所公演では多くを研修主管(現・研修部)内で行います。そのため新人であっても比較的所掌範囲が広く、最初は焦りも強かったです。公演に向けて大変なことも沢山ありますが、その分公演が無事に初日を迎えたときや、千秋楽を終えたときの達成感はとても印象に残っています。
Question.04職員から見て、運営財団とはどのような
職場ですか?
どなたとお話していても、舞台に対しての熱意やそれぞれの感性があり、些細な雑談からも刺激を受ける毎日です。
人数が少ないので、一人一人の責任も大きく、新人でも裁量と責任をもって積極的な取り組みを求められていると感じます。試行錯誤も必要ですが、優しい上司や同僚、他部署の方々からのバックアップや優しさに日々支えられています。
Question.05どんな学生時代でしたか?
音楽や舞台が好きでしたので、時間とお金の許す限り、観劇にコンサートに美術館にとあちらこちらへ足を運んでいました。部活動ではお箏や三味線を弾いたり、オペラサークルのオケピットでヴァイオリンを弾いたり、ミュージカル公演で舞台監督をしたりと忙しく様々な事をやっていたように思います。語学や研究も好きでしたので、授業を沢山履修していて、すごく慌ただしかったのを覚えています。
Question.06今後の目標、取り組みたい仕事などを
教えてください
この劇場はオペラ、舞踊(バレエ及びダンス)、演劇の3つのジャンルを擁しており、3つの客層を持っている劇場とも言えます。その強みを生かして、より幅広い客層や世代にアプローチしていく必要があると思いますし、劇場を身近なものとして足を運んでいただけるような文化が今よりもっと浸透して欲しいと思っています。
日々とにかく学ぶべきことが多く、時間が足りないと感じることばかりですが、今後様々な部署を経験しながら多角的な視座を養い、その一端を担っていくことが目標です。
1日のスケジュールSchedule
- 9:30
- 出勤・パソコンでメールチェック。
- 10:00
- 次回公演のチラシの校正
- 11:00
- 昼食
- 12:00
- 稽古場へ移動。稽古の準備やスタッフとの相談など
- 13:00
- 稽古開始
- 14:00
- プレスリリースのチェック、プログラム原稿の作成、講師の契約書作成など
- 18:00
- 稽古終了
- 18:15
- 退勤
- 稽古期間は稽古の進行に合わせて残業もありますが、その他の時期は、終業後に頻繁に観劇に行っています。
運営財団を志望する皆さんへ
新国立劇場の開場は1997年。個人的には、自分と同い年の劇場でもあります。私が新人であるように、世界中の劇場の中では、まだまだ「新人」の劇場かもしれません。開場から一歩一歩積み重ねてきた歴史を大切にしながら、また次の世代へ、時代へ。この劇場が素敵に年を重ねて、より多くの方に素敵な作品を通して舞台芸術の素晴らしさを届けられるように、熱意を持ったみなさんと働けることを、楽しみにしています。
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