人間のもつ、広くて深い不可思議な感情、「笑い」をテーマにお届けするシリーズの第2弾は、現代社会におけるコミュニケーションについてさまざまな切り口から多様な視点を集めた、大喜劇集が登場します。
日本劇作家協会と初めての共同企画となるこの公演は、今を時めく劇作家たちが新作ショートコントを競作します。また最近の演劇戯曲賞を受賞したばかりの若手作家や、日本劇作家協会戯曲科の現役受講生たちの作品も採用。元気が沸いてくるものからブラックユーモアいっぱいのものまで、バラエティに富んだ作品群を、「こんな世の中だからこそ元気の出る喜劇を」と力の入る渡辺えり子がひとつに構成し、演出も手がける異色の試みです。
小劇場に足を踏み入れた途端、レトロ感漂うような、それでいて現在・未来をも混在した時空が観客を包み込むような、不思議な芝居小屋が出現。そして、ひと癖もふた癖もある異色の俳優たちが絶妙なコラボレーションを醸しだす瞬間は、まさしくひとつの"喜劇一座"の誕生です。
老若男女にエネルギーを与える「笑い」であふれ、演劇のエッセンスを凝縮させたような新しくも懐かしいこのコント集にどうぞご期待ください。
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