|
<スタッフ> |
|
作 |
:アントン・チェーホフ |
|
|
|
潤色 |
:堀越 真(神西清 翻訳による) |
|
演出 |
:栗山民也 |
美術 |
:堀尾幸男 |
|
照明 |
:勝柴次朗 |
|
音響 |
:山本浩一 |
衣裳 |
:前田文子 |
|
ヘアメイク |
:林 裕子 |
|
演出助手 |
:鈴木ひがし |
舞台監督 |
:津田光正 |
|
|
|
|
|
|
芸術監督 |
:栗山民也 |
|
主催 |
:新国立劇場 |
|
|
|
|
<キャスト> |
|
森 光子 |
|
津嘉山正種 |
|
段田安則 |
|
佐藤 慶 |
|
|
|
|
キムラ緑子 |
|
吉添文子 |
|
西山水木 |
|
銀粉蝶 |
|
|
|
|
石田圭祐 |
|
花王おさむ |
|
助川 汎 |
|
岡本敏明 |
|
瀬下和久 |
|
三谷 昇 |
|
<公演日程> |
|
2002年 |
6/21
金 |
22
土 |
23
日 |
24
月 |
25
火 |
26
水 |
27
木 |
28
金 |
29
土 |
30
日 |
7/1
月 |
2
火 |
3
水 |
4
木 |
5
金 |
6
土 |
○1:00 |
|
|
○ |
休
演 |
○ |
○ |
|
|
○ |
○ |
休
演 |
○ |
○ |
|
|
○ |
●6:00
○7:00 |
○ |
● |
|
|
|
○ |
○ |
● |
|
|
|
○ |
○ |
● |
2002年7月 |
7
日 |
8
月 |
9
火 |
10
水 |
11
木 |
12
金 |
13
土 |
14
日 |
15
月 |
16
火 |
17
水 |
18
木 |
19
金 |
20
土 |
21
日 |
○1:00 |
○ |
休
演 |
○ |
貸
切 |
貸
切 |
貸
切 |
○ |
○ |
休
演 |
○ |
○ |
|
|
○ |
○ |
●6:00
○7:00 |
|
|
● |
|
|
|
○ |
○ |
● |
|
開場は開演の45分前です。演出の都合上および他のお客様のご迷惑になるため、開演中のご入場・ご着席は制限させていただきます。 |
<前売り開始日> |
|
2002年5月11日(土)10:00〜 |
<チケット料金> |
|
席種 |
A席 |
B席 |
料金 |
6,300円 |
3,150円 |
|
病魔と闘う毎日を送りつづけたチェーホフが、まさに心血を注いで完成させた生涯で最後の戯曲『桜の園』。さまざまな感情の機微を深く温かく見つめてきた作者の、最晩年に到達した境地が色濃く映された作品といえるでしょう。悲劇に見舞われてもなお人々の営みは滑稽で愛おしいこと、希望を常に失わぬことの大切さを、現代においても優しく語りかけてきます。そしてチェーホフのこの原作を日本に置き換えて描くのが、今回の『櫻の園』です。舞台を明治末期の信州に移し、普遍性のある物語をより身近なものとしてとらえます。登場人物の役名も日本人に改められ、当時の社会状況や世相も巧みに織り込むといった趣向に、興味は尽きません。
フランスでの生活に疲れ経済的にも逼迫した華族・茅野麗子(原作ではラネーフスカヤ)は、5年ぶりに故郷・信州の"桜の園"に帰ってきた。しかし彼女が所有するこの土地も、今や競売にかけられようとしている。土地を手放すことを嘆きながらも、麗子と兄の蒲生龍一郎(同ガーエフ)の浪費癖はなおらない。果たして桜の園を競り落としたのは、皮肉にもかつてここで働いていた小作人の息子で裕福な商人となった溝呂木栄吉(同ロパーヒン)だった――。
正確で美しいと定評の神西清の翻訳をもとに、商業演劇を中心に話題作を発表している堀越真が潤色を担当。きめ細かく編まれた言葉を、丹念に掘り起こします。複雑に交錯する人間関係を浮き彫りにする、芸術監督・栗山民也の精緻な演出にもご注目ください。また、多くの名女優が演じたラネーフスカヤ夫人に、こけら落とし公演以来の新国立劇場出演となる森光子が挑戦するのをはじめ、津嘉山正種、段田安則、そして佐藤慶といった実力あふれる顔合わせに、期待はいっそう高まります。
新国立劇場2001/2002シーズンと、その中のシリーズ「チェーホフ・魂の仕事」の掉尾を飾る『櫻の園』。いつの時代でも忘れてはならないチェーホフからのメッセージが、深く静かに胸に迫ってくることでしょう。 |
|