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くしゃみ/the_Sneeze
the Sneeze
チェーホフの短編小説・一幕物8作品からなるヴォードビル集
シリーズ/チェーホフ・魂の仕事 Vol.2
小劇場 THE PIT

<スタッフ>
 
台本 :アントン・チェーホフ   英訳 :マイケル・フレイン      
翻訳 :小田島恒志   演出 :熊倉一雄   美術 :大田創
照明 :水野司朗   音響 :望月勲   衣裳 :山田靖子
ヘアメイク :はらだ玄   ステージング :三浦亨   演出助手 :永井寛孝
舞台監督 :小山博道            
芸術監督 :栗山民也   主催 :新国立劇場      
<キャスト>
 
麻実れい   いっこく堂   すまけい   高橋信子   雨蘭咲木子
小池浩司   溝口敦   多田野曜平   福松進紗   安原義人
熊倉一雄            

<公演日程>
 
2002年 2/28
3/1
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●1:00
○2:00
   
     

●7:00        

2002年3月 12
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22
●1:00
○2:00
   
   
●7:00            
3/9(土)は貸切(1:00開演)ですが、Z席は販売します。
開場は開演の45分前です。演出の都合上および他のお客様のご迷惑になるため、開演中のご入場・ご着席は制限させていただきます。


<前売り開始日>
  2002年1月19日(土)10:00〜

<チケット料金>
  @チケットぴあ
席種 A席 B席
料金 5,250円 3,150円

くしゃみのチラシ
人生の悲喜劇・茶番劇。チェーホフの「笑い」は現代の味。
あの文豪トルストイも大笑いしたユーモア・・・・・チェーホフを素材にフレインが腕を振るう、とっておきのフルコース。


チェーホフ(1860-1904)の多様な可能性に迫る「シリーズ/チェーホフ・魂の仕事」の第2弾は、初期の小品8本による軽妙洒脱なヴォードビル集。 『ノイゼズ・オフ』『コペンハーゲン』などの話題作やチェーホフ四大劇の英訳で知られる劇作家マイケル・フレインが、2幕仕立てに脚色・構成しました。題材とされたのは、既に膨大な雑文を書いていたチェーホフが本格文学を志向する中で著した、一幕物の秀作と短編小説の数々。 これらの一幕物は日本でも明治期から上演されてきた歴史をもち、ある種古めかしささえ感じさせます。ところが「英国きってのユーモリスト」フレインの手にかかると、観客の前には、むしろチェーホフの現代的な一面の発見に直結する扉が次々に開かれていきます。 1988年ロンドンでの初演の客席は終始大爆笑の渦、「新鮮でチェーホフ特有の言語を用い、原作の真意から離れることなく、極めて演劇的かつ才気きらめくエンターテインメント」と大評判を巻き起こしました。日常風景を切り取り、コミカルに、時にセンチメンタルに描き出すチェーホフの観察眼。 人生の局面も冗談と化してしまうその可笑しさを見事なまでに浮き彫りにし、限りない共感をもって紡ぎだしてみせたフレインの手腕には、驚嘆するしかありません。
『くしゃみ/the Sneeze』は、様々な役柄を同じ俳優がめまぐるしく演じる趣向。俳優の魅力と演技を心ゆくまで楽しめる作品でもあります。 日本初演となる今回は、ミュージカルやストレートプレイで数多くの舞台に主演している麻実れい、ユニークかつ多彩な表現力を発揮するすまけい、そして絶妙な腹話術で前人未踏の世界に踏み出したいっこく堂と、個性あふれる出演者が結集しました。 演出にあたるのは、井上ひさしの初期作品を手がけ、演出家としても俳優としても喜劇の第一人者といえる熊倉一雄。古くて新しい、最高に上質な笑いの世界へご案内します。
●1幕●ー上演作品と登場人物 ●2幕●ー上演作品と登場人物
『ドラマ』
(1887年発表の同名の短編小説より)

パーヴェル・ワシーリェヴィチ(高名な作家)
ムラーシキナ(文人志望の女性)
ムーカ(下男)
ある朝、パーヴェル・ワシーリェヴィチ邸。
『外国もの』
(1885年発表の短編小説『異国にて』より)

カミシェフ(地主)
シャンプーヌ(その家の元フランス語家庭教師)
ミーシャ(召使)
広大な領地の退屈な日曜日。
『くしゃみ』
(1883年発表の短編小説『小役人の死』より)

ブリズジャーロフ(とても位の高い政府の役人)
その妻
チェルヴャコフ(とても位の低い政府の役人)
その妻
劇場の一等席とその真後ろの席。
『熊』
(1888年に書かれた一幕物。日本では大正3年有楽座で、楠山正雄訳・島村抱月演出により芸術座が初演、 大正14年、昭和2年には米川正夫訳・小山内薫訳で築地小劇場が上演した。)

ポポーヴァ(不動産とえくぼを持つ魅力的な未亡人)
スミルノフ(働き盛りの地主)
ルーカ(年配の従者)
ポポーヴァの屋敷の居間。
『たばこの害毒について』
(1902年に書かれた一幕物。1886年に同名作が書かれたが、登場人物の名前だけ残し、新作として書き下ろされた。 日本では大正15年、熊沢復六訳・小山内薫演出で築地小劇場が初演した。)

ニューヒン(彼の妻の夫ー彼の妻は音楽学校と女子寄宿学校のオーナー)
田舎町の集会場の壇上。
『検察官』
(1885年発表の短編小説『袋の中の錐』より)

旅人
御者
雪のでこぼこの田舎道。
『白鳥の歌』
(1887年『コロスー一幕物のエチュード』と題して発表された。後に改めた『白鳥の歌』という題は、辞世の歌というほどの意味。 日本では大正13年、浅利鶴雄訳・小山内薫演出で築地小劇場が初演。)

スヴェトロヴィードフ(年配の喜劇役者)
ニキータ・イヴァーニチ(老プロンプター)
小さな田舎町の劇場。
『プロポーズ』
(1888年『熊』の発表後に書かれた一幕物。日本では、明治43年、『犬』と題して、小山内薫訳・演出により自由劇場が初演した。 わが国に初めて紹介されたチェーホフ劇。大正14年築地小劇場が同じ題と訳・演出で再演している。)

テュブーコフ(地主)
ナターリャ・ステパーノヴナ(その娘)
ロモフ(重病の心気症の隣人)
地主屋敷の居間。


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