演劇研修所ニュース

第18期生修了公演『美しい日々』稽古スタート!

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2025年2月上演の第18期生修了公演『美しい日々』(2025年2月11日(火・祝)~ 16日(日))の稽古が始まりました!


顔合わせには、出演する第18期生と椎名一浩氏(第11期修了・演出助手)に加え、演出を務める宮田慶子演劇研修所長、信澤祐介氏(音響)、立川義幸氏(プロンプター・第17期修了)、そして太田誠財団常務理事が参加しました。

稽古を前に、宮田演劇研修所長、太田常務理事から激励の言葉がありました。


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宮田慶子演劇研修所長

いよいよ修了公演となりました。研修所の3年間、特に今年は夏と秋の公演、そして研修旅行、アウトリーチなど、さまざまな経験をしたと思います。その中で、3年間学んできた一つ一つ、点であったものが線に繋がることも経験できたのではないかと思っています。そしてきっと何より、自分自身と向き合ってきた3年間だったのではないでしょうか。自分自身の良いところも足りないところも、それを知るところから次の目標が見つかると思いますし、そうやって俳優は、常に自分をブラッシュアップしていくことになります。研修所での経験が、これからの演劇人生の色々なことに繋がってくれることを願っています。

その最後の修了公演に、今年扱っていなかった傾向の作品をぜひやりたいと思い、『美しい日々』を選びました。日本の戯曲、尚且つ現代作品、そしてもしかしたら修了後の現場で出会うかもしれない「方言」にもチャレンジしてもらうことになりました。20年以上前の作品ではありますが、現代に暮らす自分の感覚を使いながら、戯曲を読み解き、人物を造形するということに、ぜひ思い切ってトライしてください。良い締めくくりになることを願っています。頑張りましょう。


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太田誠(公財)新国立劇場運営財団 常務理事

先日の『ロミオとジュリエット』は、経済界にいる私の友人から「大きな衝撃を受けた、これまでこの作品に抱いていたイメージが一変した、制作に携わられた方にいろいろと伺ってみたい」とのコメントをもらいました。

私たちは、日々の活動に勤しむ自分の姿を実際に見ながら日常生活を送ることができないし、じっくり見つめ直すこともできません。皆さんがこの劇場で演ずる"ごく普通の人たち"の生き様は、きっとお客様の心を大きく揺さぶる何かがあるのですね。

自分の思いを声と表情と身体で臆することなく自由に表現することは、今の私たちに最も必要とされていることのひとつだと思います。『美しい日々』でも研修生の皆さんのそうした姿を見せていただくとともに、お客様に深い感動を以ってご覧いただければと願います。



公演は2025年2月11日(火・祝)~ 2月16日(日)まで、新国立劇場小劇場にて。
稽古場の模様は、X・FBから日々お届けいたします。是非お楽しみに!

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