演劇研修所第18期生公演 朗読劇『風が吹くとき』が開幕しました！

第18期生の初めての公演となる朗読劇『風が吹くとき』が本日開幕いたしました。

新国立劇場演劇研修所では、広島の原爆をテーマ にした『少年口伝隊一九四五』と沖縄戦をテーマにした『ひめゆり』を繰り返し上演してきましたが、今回は世界に視野を広げ、レイモンド・ブリッグズ作の絵本「風が吹くとき」を基にした新作朗読劇に取り組みました。

原作絵本が発表された1980年代当時は東西冷戦の真っ只中で、世界中が核戦争の危機を感じ取っていました。それから約40年が経ち、国際情勢に緊張感が高まっています。世界戦争のリアリティが再び強まる今、核の脅威と平穏な日常の大切さを改めて訴えるべく、研修生たちは試行錯誤して稽古を積み重ねてきました。

本日は、満員の客席、張り詰めた空気の中での初日公演でしたが、お客様から温かい拍手をいただき、カーテンコールではほっとした表情も見られました。
公演は8月10日（土）、11日（日・祝）、12日（月・休）と続きます。皆様のご来場を心よりお待ちしております！