演劇研修所ニュース

第17期生修了公演「流れゆく時の中に―テネシー・ウィリアムズ一幕劇―」稽古スタート

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演劇研修所第17期生 修了公演「流れゆく時の中に―テネシー・ウィリアムズ一幕劇―『坊やのお馬』『踏みにじられたペチュニア事件』『ロング・グッドバイ』」〈2024年2月6日(火)~11日(日・祝)〉の稽古が12月11日よりスタートいたしました。


稽古前の顔合わせには、第17期生7名に加え、二木咲子氏(第1期修了)、須藤瑞己氏(第15期修了)、演出を務める宮田慶子氏(演劇研修所長)、日沼りゆ氏(演出助手・第15期修了)が参加しました。
脱却できない日々の閉塞感の中で懸命に生きる人々の葛藤を様々な角度で描いた3つの作品。
濃密な会話が紡ぐドラマに、コロナ禍に立ち向かいながら、3年間の研修に励んできた17期生が挑みます。

稽古を前に、演出にあたる宮田慶子演劇研修所長から激励の言葉がありました。

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演出・宮田慶子演劇研修所長
今回上演する作品は、テネシーが人間の奥深くを探求して描いた不朽の名作です。
一幕劇集は、私が学生時代からずっとこよなく愛している本で、もう何度開いたかわかりません。
テネシーの作品の中でもより純粋な部分が出ているのが、今回上演する一幕劇だと思っています。その中から3本まとめて上演できる今回は本当に幸せな機会です。
それぞれの作品で、それぞれが責任をもって、思う存分演じていき、 1作目、2作目、3作目とうまくバトンタッチしていきましょう。

久しぶりの海外作品となるので、作品背景となるアメリカの風土や歴史への理解を深め、テネシー・ウィリアムズが持っている南部の熱い熱い血を身体に入れこんで進めたらと思います。
そんな心構えでいないと、立ち向かえないのがテネシー・ウィリアムズ作品。
腹をくくって、丁寧に作品に取り組んでいきましょう。