演劇研修所ニュース
第16期生(3年次)がポートレート撮影に挑戦!(カメラマン:細野晋司/特別講義)
研修生活3年目のカリキュラムは、実践的かつ舞台人に求められる多角的な視点を伸ばすための授業を多く取り入れています。
この度、多くの俳優や文化人のポートレート撮影を手がけ、また各地の劇場からも舞台写真撮影で引っ張りだこのカメラマン 細野晋司氏をお招きし、第16期生向けに特別講義をしていただきました。
3日間の講義日程のうち、初日はカメラマンとしての細野さんのご経験や人物を撮影する際の心構え、極意をお話しいただきました。続く2日目には、研修生たちが演じたい作品を自ら選び、衣裳やメイクなどをセルフプロデュースし、そして芝居をしている姿をお互いに撮影し合うという実践形式の内容に。そして最終日は、それぞれが撮影した写真を研修生同士で講評しあったり、質問しあったりと振り返りの時間になりました。
授業の最後には、「今後、自分自身をアピールしたり宣伝していくにあたって、被写体となる機会が増える研修生たちにとって、カメラに対する意識が変わり、自分を再発見できた3日間になったのでは」と細野さんより総括をいただきました。
各研修生たちは、撮られている意識を持ちながら演じる、という初めての経験を通して、たくさんの課題や気づきを得たようです。
以下、感想をご紹介します。
"人から見られる役を身体、
一つの所作をどう選択するか、一つの表情をどう届けるか、
"自分が撮られた写真と自分が撮った写真の両方見ることによって、映画やドラマに出演し、演技をする俳優たちがどれほど表情に気を遣っているのかを強く実感しました。"