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作 :木下順二
演出 :観世栄夫
:内山鶉
:酒井誠
:高瀬精一郎
美術 :織田音也
照明原案:吉井澄雄
照明 :中山功
音楽 :武満徹
音響効果:山本泰敬
:岩田直行
演出助手:小牧游
舞台監督:稲葉対介
:園良昭
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○17:00 |
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S席:6,300円
A席:5,250円
B席:3,150円
前売開始 :1998年12月6日(日)10:00〜
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野村萬斎 |
市川右近 |
三田和代 |
木場勝己 |
鈴木瑞穂 |
観世栄夫 |
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ものがたり
歴史上名高い源平の合戦。次第に平家の旗色は悪くなるばかりであった。兄宗盛に代わり平家軍を指揮する平知盛(野村萬斎)は、一の谷の合戦で、源義経(市川右近)の奇襲を受け、海へ追い落とされる。以来、武将となってはじめて自分に疑いをもちつつ、知盛は舞姫・影身の内侍(三田和代)を和平のため京へ遣わそうとする。満天の星空の下、弟重衡の思い人・影身の内侍は、意外にも知盛への愛を告白するのだった。平家を支える四国の豪族・阿波民部重能(鈴木瑞穂)は、三種の神器を楯に主戦論を唱え、影身を殺してしまう。知盛は平家滅亡を予感しながらも、後白河法皇の過酷な要求を拒絶し、徹底抗戦の道を選ぶのだった。
一方義経は、頼朝から目付として遣わされた梶原景時(木場勝己)と対立しながらも、弁慶らの協力を得、屋島を背後から襲い、平家をふたたび海へ追い落とす。慣れぬ海戦ながら、義経を先頭に勢いづく源氏。そしてついに壇の浦の決戦の日となった―。
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「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…」
「平家物語」に題材をとり、劇文学と演劇とがせめぎあう面白さに溢れた、日本の戦後演劇史上に燦然と輝く不朽の名作「子午線の祀り」。
平家物語と木下順二の世界とが見事に調和した古典劇にしてすぐれた現代劇。能・狂言、歌舞伎、新劇と、ジャンルを越えたスタッフ・キャストが競い合い、磨き合いつつ創り上げ、統一された舞台。独誦から、また俳優全員による合誦までを自在に組み合わせつつ朗読する「群読」という独特の様式を通し、せりふと語りが鮮やかに共鳴し、あわせて研ぎ澄まされた言葉がもつ荘厳な響きの深さ、美しさを確立した作品。大宇宙の、永遠の時間の中の人間、巨大な運命と人間…ギリシア悲劇やシェイクスピア劇にも比肩する壮大にして格調高い舞台。
さまざまな賛辞を冠せられた名作「子午線の祀り」が、野村萬斎、市川右近、三田和代、鈴木瑞穂ら、新鮮かつ魅力的な出演者と、観世栄夫を中心としたスタッフにより、初演より二十年を経た今、新しく新国立劇場版として生まれ変わります。
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