勅使川原三郎が日本から世界へ向けて発信する新作『KAZAHANA』。その研ぎ澄まされた感覚、驚きと意外性に溢れた身体表現で観る者を圧倒するダンス。世界が待ち焦がれる舞台に、またここで出会える。
風花とは、「晴天に風と共にちらちら降る雪」の意味。
なにか常ならざる事、至上の瞬間を感じさせる言葉であり、イメージである。
混沌とした世界を一掃する瞬間がある。
それがいつ来る瞬間なのか、誰にもわからない。
「美のはかなさ」と「究極の強度」とがつくり出す形と形のないダンス。
止まる事のない生命は様々なものと互いに溶け合う。生命と環境は無限の連携関係の上にある。
それは無限の「エネルギーの往来」である。
その止まる事のない(止まる事ができない)生命が、一瞬止まるような瞬間がある。
勅使川原三郎
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Production KARAS/宮田佳
coproduction : Lille 2004 - European
Capital of Culture / Lille Opera LILLE 2004
2004年5月28、29日にLille Opera(フランス)にて初演されたものの改訂初演版です。
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KAZAHANA
photo:Ravi Deepres
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