グリム童話の登場人物たちが様々な困難に立ち向かい、それぞれの幸せを勝ちとる第1部から一転、次々に生まれる新たな苦悩と過酷な試練にたじろぐ第2部へ・・・・・・。ユーモアあふれる夢のような舞台から、美しい楽曲と意匠を凝らした展開で、“人は決して一人では生きてゆけない”と現代人へ真摯に問いかけるミュージカルです。
トニー賞に輝き(’88主演女優賞,作詞・作曲賞,台本賞/’02リバイバル賞,照明デザイン賞)、 ニューヨーク、ロンドンで再演を重ねた人気作を『太平洋序曲』でも魅せた宮本亜門が新演出。森の中で起こる人間模様を丁寧に描き、軽快な言葉遊びも余すところなく再現。個性的なキャストが新しく軽やかに、そしてせつなく魅了します。
あらすじ
──シンレデラと継母と姉たち、ジャックと豆の木のジャックとその母、おばあさんの家へ出かける赤ずきんちゃん、そしてパン屋とその妻がいる。パン屋の隣には魔女が住み、彼女は森の中の塔にラプンツェルという美しい娘を閉じ込めていた。パン屋の夫婦の悩みは子どもができないことだが、それは魔女の呪いのせいだった。これを解くには、ジャックの白い牛、赤ずきんちゃんの赤い頭巾、ラプンツェルの長い金髪、そしてシンデレラの靴が必要だと教えられ、パン屋の夫婦は意を決して暗い森の中へと向かう。実はこの4つがそろった時、もう一つの呪いが解けるのだ・・・・・。
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