PROJECT FUKUROW
中村しんじ、川野眞子に師事し、創作活動を開始した石川ふくろうによるグループ。表現手段として振付、造形美術、映像などを駆使したマルチな創作活動を展開している。1995年に東京新聞全国舞踊コンクール創作部門入賞第1位、'98年ハンズ大賞に舞台装置を出品しグランプリを受賞。2000年には静岡県舞台芸術センター主催SPAC振付コンクールで最優秀賞受賞、翌年、静岡芸術公園の楕円堂で『GIGANT 偽眼人』を発表し、ローマ、カイロ、パリにて海外公演を行う。
主な作品:『汚不魔 OZMA』『HARIMAO 破理魔王』『GIGANT 偽眼人』
|
aki nagatani & danscapes
永谷亜紀は4歳よりクラシックバレエを学び、日本大学芸術学部卒業後、パパ・タラフマラ、木佐貫邦子、山崎広太、菊池純子らの活動に参加。1999年にaki
nagatani & danscapesを結成し、国内外での創作活動のほか劇団ベターポーヅへの振付も行う。自分を取り巻く環境=東京をテーマに、そこに生きる人間とその関係をスタイリッシュかつスピード感あるダンスによって鋭く表現している。'99年8月から文化庁派遣在外研修員としてイギリスに滞在、帰国後の2000年10月、ソロ作品『THE
FIGHTING BEAR』を香港、メルボルン、台北、東京で発表。また、青森県弘前市の舞台芸術学校をはじめ東京、千葉の小学校でワークショップ講師を務め、様々な年齢層に表現することの楽しさを伝えている。
主な作品:『四畳半のデュオ』『或る春の予感のする日に』『TWO MEAT BALLS』『投機分子』『肌温 journey』
|
Dance Theatre LUDENS
岩淵多喜子は東京学芸大学・大学院修了後、ロンドンのラバン・センターで学ぶ。水戸芸術館ATMダンスカンパニーの専属舞踊家として振付家エルベ・ロブのもとフランスツアーに参加し、またオランダのアファジア・ダンス・カンパニーに所属した後、1999年にDance
Theatre LUDENSを設立。パークタワー・ネクスト・ダンスフェスティバルで作品を連続発表。ダンサーとの共同作業を構成していく緻密なディレクションは「コンテンポラリーダンスの創作手法や方法論に習熟した、日本では数少ない若手振付家のひとり」として高い評価を受けている。
主な作品:『Via』『Be』『Es』『Distance』
|
水と油
佐々木博康にマイムを師事した高橋淳、藤田桃子、小野寺修二の3人により1995年に結成。'98年より須賀令奈が加わり、現在に至る。マイムを基盤としながらも従来のマイムに飽き足らないものを感じ、既存のマイムのイメージからむしろ離れてゆくようになった作品は、毎回確実に評価を高めてきた。2000年アヴィニョン演劇祭OFF、エディンバラ・フェスティバル・フリンジに参加。「TOTAL
THEATRE AWARD 2000」にノミネートされる。東京2000年祭「千年文化芸術祭」では『見えない男』が優秀作品賞受賞、同作品は2001年のエディンバラ・フェスティバル・フリンジでもヘラルドエンジェル賞を受賞。
主な作品:『ぬけがら』『不明な関係』『四角い箱』『見えない男』『不時着』
|
カンパニー・サリア・ニ・セイドゥ
アフリカのブルキナファソ生まれのセイドゥ・ボロとサリア・サヌーによるダンスカンパニー。マチルド・モニエ主宰のモンペリエ国立振付センターでダンス活動を開始し、1995年の『狂人の世紀』により現代アフリカ舞踊コンクールで第一国家賞受賞後、カンパニーを設立。第2作『Figninto−穿たれた眼』はラジオ・フランス・インターナショナルのダンス部門で新人賞を受賞。アフリカ、ヨーロッパ、北米などでツアーを成功させる。アフリカの舞踊は伝統だけに限られるものではないという共通認識のもと、様々な芸術文化との交流を通じ作品を充実させ、国際的にも認められ、その芸術性を高めている。'99年モントリオール・ヌーヴェルダンス・フェスティバルで観客支持賞第1位。
主な作品:『狂人の世紀』『Figninto−穿たれた眼』『TAAGALA,旅人』『WEELENI,the call』
|