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Across the River in May
小劇場 THE PIT
2002年日韓国民交流年記念事業 |
<スタッフ> |
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<キャスト> |
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<公演日程> |
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2002年6月 |
3
月 |
4
火 |
5
水 |
6
木 |
7
金 |
8
土 |
9
日 |
10
月 |
11
火 |
12
水 |
13
木 |
●1:00
○2:00 |
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○ |
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●6:00
○7:00 |
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8日(土)1:00・12日(水)7:00の公演は学生団体が入ります。
開場は開演の45分前です。演出の都合上および他のお客様のご迷惑になるため、開演中のご入場・ご着席は制限させていただきます。 |
<前売り開始日> |
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2002年4月13日(土)10:00〜 |
<チケット料金> |
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席種 |
A席 |
B席 |
料金 |
4,200円 |
3,150円 |
外国人観光客の皆様が当日券をお買い求めの場合、全席種(Z席を除く)を50%割引で販売いたします。
チケットをお求めの際はパスポートをご提示ください。詳細はこちらをクリック |
16歳にして自転車で世界一周、韓国語を多用し、戯曲はコンピューターで数式のごとく組み立てる――こんな噂の絶えないコスモポリタン・平田オリザ。97年の劇作家デビュー後、立て続けに演劇賞を受賞し、今最も期待されている新人劇作家・キム・ミョンファ。伝統芸能にも造詣が深く、幅広い活動で韓国演劇界の次世代を担うといわれる演出家・イ・ビョンフン。日韓両国の劇作家がひとつの作品を執筆し、演出家が共同演出を行い、"日韓の現在"を描き出します。
ソウルでの留学体験をもつ平田オリザは、「日本人がソウルに1年間暮らすということは、24時間×365日"日本人とは何か"を考えさせられるということだ」と語ります。この実感を原点に"日本と韓国"に向き合い続けてきた彼ですが、日韓の"現在"をテーマとすることは、初の取り組みです。
出演者は日本から三田和代をはじめとする6人、韓国からは白星姫ら5人の俳優たち。舞台上、2002年春のソウルで、それぞれの事情を抱えた日本人、韓国人として出会います。異文化とのぶつかり、限られたコミュニケーション。そこから浮かび上がってくるものは・・・・・・。
今年はサッカー・ワールドカップ日韓共催の年、また日韓国民交流年として二国間交流を図る企画がかつてない拡がりを見せています。既に演劇分野での日韓交流は様々な形が見られるものの、両国のスタッフが対等に共同作業を行い、俳優が同じ舞台に立つというスタイルは、日韓交流、ひいては国際共同制作という意味でも、ほとんど例を見ないものといえます。
この作品では、俳優たちが舞台上で日本語と韓国語を話します。異文化と出会う面白さや驚き、とまどいを、どうぞ一緒に体感してください。現代の韓国らしさあふれる衣裳や小道具の数々もみどころのひとつ。日韓の歴史に新たな1ページが刻まれ、多くの日本人が異文化・韓国との出会いを経験するこの年、両国のいまを劇場で体感する、格好の機会です。
2002年春、ソウル・漢江の河原。韓国語学校の教師・金文浩は、長男だが未だ独身、小説家になるのを夢見ている。今日は、生徒たちと自分の家族と一緒に、ピクニックに来ているのだ。弟の金才浩は多忙なサラリーマン生活に疲れ、妻とカナダ移住を計画しているが、母に反対されることを考えるとなかなか言い出せず、ピクニックの合間に切り出そうと考えていた。
集まった語学学校の生徒には、年齢を超え、さまざまな職業の日本人がいる。夫の転勤についてきた主婦。日本の学校になじめず不登校となり、ソウルまで来てしまった若者。大手文房具会社のサラリーマン。水泳でオリンピックをめざすためソウルに渡った在日韓国人とその恋人。世界中を旅しているフリーター。メンバーがぽつりぽつりと集まりだし、ピクニックは始まった。道に迷った新婚旅行中の日本人観光客も紛れ込む。
言葉の通じない状況で、なんとかコミュニケーションをとろうとする人間の姿。日本と韓国の歴史的関係、家族の絆、在日問題。外国人との結婚、国家観、習慣の違い、民族を超えて共感できる人間のつながり――。ソウルの人々が集うという河原の風景を切り取り、出会いと別れを織り込んだ会話のなかから、"日韓の現在"の断片が静かに描かれます。
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