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紙屋町さくらホテル
KAMIYACHO SAKURA HOTEL
中劇場 PLAYHOUSE

<スタッフ>
 
:井上ひさし   演出 :渡辺浩子・井上ひさし  
音楽 :宇野誠一郎   美術 :堀尾幸男   衣裳 :緒方規矩子
照明 :服部基   音響 :深川定次   振付 :謝珠栄
歌唱指導 :宮本貞子   方言指導 :大原穣子   演出助手 :高林真一
舞台監督 :加藤高            
芸術監督 :栗山民也   主催 :新国立劇場      

<キャスト>
 
宮本信子   大滝秀治   三田和代   井川比佐志    
梅沢昌代   小野武彦   深沢 舞   辻萬長   松本きょうじ

<公演日程>
 
4月 4
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●1:00
○2:00
                   
●6:30                  
9日(月)・16日(月)は休演です。
17日(火)は貸切です。
開場は開演の60分前です。

<前売り開始日>
  2001年2月18日(日)10:00〜

<チケット料金>
  @チケットぴあ
席種 S席 A席 B席
料金 6,300円 5,250円 3,150円

紙屋町さくらホテルのチラシも本当も なんでも泊める。

国立劇場の柿落としを飾った井上ひさしの会心作、ついに再演決定!

1997年10・11月、新国立劇場・演劇のオープニングを飾り、絶賛を浴びた「紙屋 町さくらホテル」。熱烈な要望に応えて、その再演が決定しました。終戦間際、国内の査察を目的とする天皇の密使が派遣されていたという歴史秘話と、広島で被爆した移動演劇団・さくら隊をモチーフにした、井上戯曲ならではの虚実ない交ぜの傑作喜劇です。今回は、初演を手がけた前芸術監督、故渡辺浩子の演出をベースに、井上ひさし自らが演出を担当。あらたに宮本信子を迎え、一流のスタッフ・キャストがより磨き上げられた作品の創造を目指します。
人間と演劇の素晴らしさを謳う「紙屋町さくらホテル」の幕が、新世紀の春、再び上がります。

のがたり
昭和20年の初冬、東京巣鴨プリズンに「自分はA級戦犯だ」と自首する初老の男がいた。長谷川清(大滝秀治)、元台湾総督にして海軍大将、天皇の密使という歴史秘話をもつ男だった。応対したのが針生武夫(小野武彦)、元陸軍中佐にして、堪能な英語力と戦前の経歴を買われ今やGHQで働いている男。二人は終戦前の広島で特別な経験を共有していた。長谷川が気づく「・・・もしや君は」。と、闇の中から「すみれの花咲く頃」の歌声とともに、7カ月前、昭和20年5月の広島「紙屋町さくらホテル」が出現する。
いましもホテルでは、明後日に迫った特別講演のため丸山定夫(辻萬長)と園井恵子(三田和代)が、にわか仕立ての劇団員を相手に必死の特訓の真っ最中だった。ホテルのオーナー神宮淳子(宮本信子)と共同経営者の熊田正子(梅沢昌代)、劇団員に応募してきた浦沢玲子(深沢舞)、そして宿泊客の文学博士大島輝彦(井川比佐志)。さらに神宮淳子をつけ狙う特高の戸倉八郎(松本きょうじ)。神宮淳子はアメリカ生まれの日系二世で、スパイの疑いをもたれているのだった。長谷川と針生、戸倉までもその公演に参加せざるを得なくなる。終戦を間近にした非常時下の広島「紙屋町さくらホテル」。そこは「途方もない空間。懐かしくもいとおしい夢のような空間」だった・・・。


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