演 劇
青山半蔵、平成を覚ます。

原  作:島崎藤村
脚  色:村山知義
補訂脚本:津上忠 
演  出:木村光一

1997年12月 4日(木)〜24日(水)(20回公演)

S席; 7,000円
A席; 5,000円
B席; 3,000円

●前売開始日 9月21日(日)


<キャスト> 
 青山 半蔵:加藤 剛
 暮田 正香:嵐  圭史
 おまん  :渡辺美佐子
お民    :樫山 文枝
青山吉左衛門:名古屋 章
<スタッフ> 
 音楽・・・・池辺晋一郎
 照明・・・・服部 基
 衣装・・・・渡辺園子
 演出助手・・波紫 衛
美術・・・・妹尾河童
音響・・・・深川定次
演出補・・・伊東弘允
舞台監督・・梅山 茂


あらすじ
“木曽路はすべて山の中である”―鬱蒼と茂る檜林を貫く木曽街道。林に覆われ、耕す土地もない木曽谷の農民達は、お上のものである木に手をつけることもできず、苦しい生活を強いられている。そんな光景を見て育ったのが、木曽街道馬籠の本陣で庄屋を兼ねる青山家の跡継ぎ息子、半蔵であった。平田篤胤の国学を学び、理想に燃える青年半蔵は、開国へと向かって大揺れに揺れる時代の中で、理想と現実の板挟みになり苦悩する。やがて明治維新となり、家督を継いだ半蔵は、身を挺して宿場の改革に努めるが‥‥‥

いま甦る近代演劇の遺産
明治維新から近代日本へと向かう激動の時代を壮大なスケールで描いた名作、『夜明け前』。この作品は、島崎藤村が故郷の木曽街道馬籠を舞台に書き上げた歴史大作を原作に、2部構成からなる作品です。第1部は昭和9年、新協劇団の旗揚げ公演として、久保栄演出、滝沢修主演により築地小劇場で初演され、第2部は同11年に初演されました。その後も上演される度に絶賛された名作です。今回は、演劇の遺産を現代に甦らせると共に、近代日本の誕生を描くという、新国立劇場の開場にふさわしいこの作品を、木村光一の新演出でお送りします。



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