令和７年初春歌舞伎公演

新国立劇場で3回目を迎える国立劇場「歌舞伎公演」が、この新春にふたたび中劇場にて開催されます。

演目は、仇討ち狂言の傑作『彦山権現誓助剣』。今回は原作や江戸時代の台帳（台本）を参考に、長らく上演されなかった場面を加え、更に磨き上げた内容で仇討ちの全容をご覧いただきます。

また、お正月気分を盛り上げる楽しいイベントとして、1月5日（日）の開演前（12時30分頃）には獅子舞が舞台上で披露されます。そして、新春恒例のイベント、舞台上からの手ぬぐいまきは全ステージでお楽しみいただけます。

現代演劇やミュージカル・ダンスなどでおなじみの新国立劇場中劇場の空間に、客席の間を通る特設の花道など芝居小屋らしさを出す工夫が凝らされ、歌舞伎の世界へいざないます。

歌舞伎ファンはもちろんのこと、普段、新国立劇場でオペラ、バレエ、ダンス、演劇をお楽しみいただいているお客様にもおすすめの公演です。

なお、新国立劇場クラブ・ジ・アトレ会員の方は、５％割引でチケットをお求めいただけます。（電話のみ・12月29日～1月1日は休業）

公演概要

2025年1月5日（日）～27日（月）

新国立劇場　中劇場

通し狂言『彦山権現誓助剣』

四幕七場

梅野下風・近松保蔵＝作

国立劇場文芸研究会＝補綴

発 端 豊前国彦山権現山中の場
序 幕 周防国太守郡家城外の場
    長門国吉岡一味斎屋敷の場
二幕目 山城国小栗栖瓢箪棚の場
三幕目 豊前国彦山杉坂墓所の場
    同　　毛谷村六助住家の場
大 詰 豊前国小倉真柴大領久吉本陣の場

出演

毛谷村六助：尾上菊之助

京極内匠：坂東彦三郎

一味斎姉娘お園：中村時蔵

若党友平／立浪家家臣 十時伝五：中村萬太郎

立浪家家臣 向山三平：市村竹松

立浪家家臣 捨川団八：市村光

真柴方の若武者：坂東亀三郎

真柴方の若武者：尾上丑之助

真柴方の若武者：尾上眞秀

真柴方の若武者：中村梅枝

真柴方の若武者：中村種太郎

一味斎孫弥三松：中村秀乃介

一味斎妹娘お菊／立浪家家臣 井村六郎：上村吉太朗

若党佐五平：市村橘太郎

一味斎妻お幸：上村吉弥

早川一学／杣斧右衛門：片岡亀蔵

衣川弥三左衛門：河原崎権十郎

老女福栄：市村萬次郎

吉岡一味斎／明智光秀の亡霊：中村又五郎

立浪主膳正：坂東楽善

真柴大領久吉：尾上菊五郎

ほか