新国立劇場からのお知らせ
2017/2018シーズン オペラ ラインアップを発表しました
本日2017年1月12日(木)、新国立劇場内にて2017/2018シーズン ラインアップ説明会が開催され、次シーズンの演目が発表になりました。
2017/2018シーズン オペラ ラインアップ
平成29年度 新国立劇場 地域招聘オペラ公演
オペラセット券発売
2017/2018シーズン オペラ セット券の発売は 1月20日(金) 10:00~です。オペラセット券について、詳しくはこちらをご覧ください。
芸術監督からのメッセージ
新国立劇場はこの2017/2018シーズンで開場20周年を迎えます。これまでの皆様の力強いサポートに深く御礼を申し上げたいと思います。
このシーズンはまた、芸術監督としての私の最後のシーズンでもあります。20周年に向けて、3年がかりでワーグナーの「ニーベルングの指環」四部作に取り組んでまいりましたが、いよいよ4番目の作品『神々の黄昏』(新制作)をもってこの巨大な物語を締めくくることになります。ここに至る3作品と同様、ドイツの名演出家ゲッツ・フリードリヒによるプロダクションを、引き続き上演いたします。これまで『ラインの黄金』『ワルキューレ』のそれぞれ主要なテノール役であるローゲ、ジークムントにおいて皆様を魅了し、今年は『ジークフリート』表題役に出演するステファン・グールドが、いよいよ本来のレパートリーのまさに中核である『神々の黄昏』のジークフリートを披露します。新国立劇場に集結するぺトラ・ラング、アルベルト・ペーゼンドルファー、ヴァルトラウト・マイヤー、という世界最高峰のワーグナー歌手陣による壮大なエンディングに、どうぞご期待ください。
内外の念願がついに叶い、細川俊夫の『松風』を新国立劇場で日本初演できることを非常に嬉しく思います。作曲家の意志である舞踊とオペラが融合した新しい作品形態を最も的確に実現すべく、モネ劇場で初演され絶賛された、サシャ・ヴァルツの演出・振付による初演プロダクションを上演いたします。
ベートーヴェンの唯一のオペラ『フィデリオ』は、最も深い精神性と高貴な理想を表現した、まさに特別な演目であり、大きな節目や重要な記念に際して取り上げられる伝統があります。開場20周年に最もふさわしいこの作品を、近年大きな注目を集める演出家で、バイロイト音楽祭総監督を務めるカタリーナ・ワーグナーを迎えて新制作で上演いたします。レオノーレはリカルダ・メルベート、フロレスタンはステファン・グールドという力強い組み合わせです。
再演演目は、ヴァンサン・ブサールによる美しい演出で大好評をいただいている『椿姫』をまずお楽しみいただきます。『ばらの騎士』では、オクタヴィアンとして人気絶頂のダニエラ・シンドラムが初登場します。『こうもり』はウィーンの香り溢れるお馴染みのキャストです。『ホフマン物語』の4つの悪役ではトマス・コニエチュニー、『愛の妙薬』では世界最高のアディーナ役の一人であるルーシー・クロウ、『アイーダ』のイム・セギョンおよびラダメスのナジミディン・マヴリャーノフ、そして『トスカ』のキャサリン・ネーグルスタッド...と世界を席巻する注目の歌手が続々と新国立劇場に初登場します。 新国立劇場の人気レパートリーを、最旬の歌手でお楽しみいただきたいと思います。
20周年にふさわしい2017/2018シーズンの華やかなラインアップで、皆様のお越しをオペラパレスで心よりお待ちしております。
飯守泰次郎 オペラ芸術監督による2017/2018シーズン演目説明会
日時:2017年1月22日(日) オペラ「カルメン」公演終了後
(14:00開演・上演予定時間約3時間40分)
会場:オペラパレス客席
※入場無料・自由席・予約不要です。
※当日の公演チケットをお持ちでない方は、公演終了後に客席にご案内いたします。
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