『音のいない世界で』、『かがみのかなたはたなかのなかに』、『イヌビト~犬人~』と、「こどもも大人も楽しめる」シリーズとして、新国立劇場で作品を発表してきた長塚圭史。 4作目となる今回は、武井博の児童文学『モグラが三千あつまって』を音楽劇として舞台化いたしました。 長塚圭史がこどもの頃に読み、衝撃を受け、いつか舞台化したいと長年あたためてきた企画に、トップクリエーターたちが集結!振付は、これまでの「こどもも大人も楽しめるシリーズ」すべての作品の振付を手掛けてきた、近藤良平。音楽は『イヌビト~犬人~』に続き、阿部海太郎が担当します。
1975年に発表された児童文学ながらも、現在の世界情勢にも通ずる、動物たちの攻防戦。物語を通して平和への願いが貫かれ、あらゆる世代の観客に、「今」、伝えたいメッセージが詰まっています。
そして、プレビュー公演を経て、本日7月14日(金)初日の幕が開きました。
吉田美月喜、富山えり子、小日向星一、栗原 類の4名の出演者が、いくつもの役を演じ分け、歌あり、踊りあり、さらには楽器演奏まで披露し、四方を客席に囲まれたセンターステージを所狭しと駆け回りました。フレッシュで、エネルギー溢れる熱演に、劇場は興奮に包まれました。公演は、新国立劇場 小劇場にて、7月30日(日)まで。
上演台本・演出 長塚圭史よりメッセージ
子供の頃読んだ私にとって特別なこの本を、凡そ40年後、これほど豪華なクリエーターと、可能性に満ち溢れた4人の魅力いっぱいの俳優と、全力で情熱を注いでくれるスタッフたちと共に立体化できるなんて!全くもって夢のようです。世界中の少年少女に伝えたいです。大人になるのも捨てたもんじゃないぞと。この気持ちは初めてです。非常に豊かな創作期間を与えてくれたこと、そして2012年よりこのシリーズを続けさせてくれたこと、新国立劇場に心より感謝致します。力強い作品になったと思います。是非劇場へいらしてください!
撮影:引地信彦