演劇公演関連ニュース
2021/2022シーズン演劇 『アンチポデス』開幕!
新国立劇場の演劇『アンチポデス』は、本日4月14日(木)に開幕しました!
日本初演!
ピュリッツァー賞受賞作家アニー・ベイカーによる 「だれかが"おはなしをする"お話を描いた物語」を、
芸術監督の小川絵梨子が演出。
小川絵梨子芸術監督4年目のシリーズ企画は「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話...の物語」。対面を避け言葉だけのコミュニケーションとそのツールを手に入れた現代人が、一方的に投げつける、あるいは、投げつけられる言葉の多くは、時に正論のようでただの批判になっていないだろうか、極論をぶつけるだけで議論として成立さえしていないのではないか。時として、相手を傷つけることが目的になっていないか。直接耳に届く声と、内なる声に耳を傾け、そこから始まる議論や対話を描く作品が並びます。
第一弾は、『フリック』でピュリッツァー賞を受賞したアニー・ベイカーが2017年に発表した『アンチポデス』。新国立劇場では『タージマハルの衛兵』の翻訳の記憶も新しい、小田島創志による翻訳で日本初演いたします。「地球の裏側」を意味するタイトルを冠した戯曲に登場するのは、閉ざされた部屋で物語を生み出す、という作業をしている男女8人。人に渡す言葉の在り方を、他者との関係性を、今一度、立ち止まって考えたい、というテーマのもとにお届けする「だれかが"おはなしをする"お話、を描いた物語」。様々な危機に陥った世界にとって「ものがたり」がどのような価値を持つのか、観客と一緒に考えたいと、小川絵梨子自らが演出をいたします。
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2021/2022シーズン演劇 『アンチポデス』開幕!