MotherMother

2024/2025シーズン

シリーズ「光景―ここから先へと―」Vol.1[海外招聘公演]The Mother

〈チェコ語上演/日本語及び英語字幕付〉
公演期間:
2025年5月28日[水]~6月1日[日]
予定上演時間:
約2時間(休憩込)


Introductionはじめに

  

チェコ、ブルノ国立劇場ドラマ・カンパニーが初来日!
まさに現在の世界情勢をうつしとったかのような演出で、国内外で高い評価を得る
カレル・チャペックの名作『母』を新国立劇場で上演!

プラハに次ぐチェコ第二の都市、ブルノにあるブルノ国立劇場。新国立劇場と同じ、オペラ、バレエ、演劇の3部門を擁した、チェコ共和国最大の劇場のひとつです。ヤナーチェク劇場、マヘン劇場、レドゥタ劇場というブルノ市内に点在する3つの劇場を運営し、毎シーズン約20の新作を上演し、幅広いレパートリーで毎年70以上の異なる演目を上演しています。

この度、劇場付きのスタッフ・キャストが所属する「ブルノ国立劇場ドラマ・カンパニー」を招聘し、2022年4月の初演以来、レパートリー作品として定期的に上演されているカレル・チャペックの名作『母』を、新国立劇場で上演いたします。チェコの国民的作家であり、劇作家、ジャーナリスト、評論家、小説家、童話作家としても活躍したカレル・チャペックによって書かれたこの戯曲は、1938年に初演された約90年前の作品です。ブルノ国立劇場 演劇芸術監督ミラン・ショテク氏による、現代劇の上演と共にチェコ演劇の古典作品に現代的なアプローチを続けるという方針のもと、本作は2022年4月レドゥタ劇場にてシュチェパーン・パーツルの演出で上演されました。その後もレパートリー作品として定期的に上演され、また国内にとどまらず、イスラエル国立劇場ハビマでも上演、高い評価を得ました。

1936~1939年に起こったスペイン内戦を受けて執筆された、戦争により夫と息子たちを次々と失くしていく母親の物語は、約90年の時を経ても色あせず、パーツルの見事な演出と、ブルノ国立劇場ドラマ・カンパニーのリアリティが溢れる演技で、皮肉にも、まるで現在の世界情勢を今すくいとったかのような作品として我々の前に現れます。 戦争で夫と息子たちを亡くした母と、亡くなった家族たちの対話劇。今回が初来日となるブルノ国立劇場ドラマ・カンパニーによる、時に悲痛、時にユーモラスな珠玉の作品をどうぞお楽しみください。

後援:チェコ共和国大使館  協力:チェコセンター東京
Supported by Embassy of the Czech Republic in Tokyo
Cooperation by Czech Centre Tokyo

Schedule公演日程

公演日程

2025年 5月28日 水曜日 19時
5月29日 木曜日 14時
5月30日 金曜日 14時
託児マーク
シアタートーク
5月31日 土曜日 13時 18時
6月1日 日曜日 13時


託児サービス利用可 ...託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。

予定上演時間

約2時間(休憩込)

会 場

新国立劇場 小劇場

ご注意事項

  • 開場は開演30分前です。開演後のご入場は制限させていただきます。

Staff&Castスタッフ・キャスト

スタッフ

  • 【作】カレル・チャペック
  • 【演出】シュチェパーン・パーツル
  • 【ドラマトゥルグ】ミラン・ショテク
  • 【美術】アントニーン・シラル
  • 【衣裳】ズザナ・フォルマーンコヴァー
  • 【音楽】ヤクブ・クドラーチュ
  • 【英語字幕翻訳】ヤロスラフ・ユレチュカ マルチナ・ナーフリーコヴァー
  • 【日本語字幕翻訳】広田敦郎

  • 【舞台監督】八木清市
  • 【技術監督】友光一夫

  • 【制作】ブルノ国立劇場ドラマ・カンパニー
  • 演出シュチェパーン・
    パーツル
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キャスト

    • ブルノ国立劇場ドラマ・カンパニー
    • テレザ・グロスマノヴァー
    • トマーシュ・シュライ
    • ロマン・ブルマイエル
    • マルチン・ヴェセリー
    • ヴォイチェフ・ブラフタ
    • ヴィクトル・クズニーク
    • パヴェル・チェニェク・ヴァツリーク
  • テレザ・グロスマノヴァー
  • トマーシュ・シュライ
  • ロマン・ブルマイエル
  • マルチン・ヴェセリー
  • ヴォイチェフ・ブラフタ
  • ヴィクトル・クズニーク
  • パヴェル・チェニェク・ヴァツリーク

Profile

【作】カレル・チャペック(Karel ČAPEK)

カレル・チャペックはチェコスロバキアを代表する小説家、劇作家、物語作家、コラムニスト、フランス詩の翻訳家。
チャペックの劇作は、演出家及び劇作家として活躍した1920年代に始まる。彼の戯曲『R.U.R. - Rossum's Universal Robots』(20年)は、「ロボット」という言葉を世に知らしめた近未来SFであり、『マクロプス家の事件』(22年)は、後にモラヴィアの作曲家レオシュ・ヤナーチェクが音楽を手がけた。
1930年代初頭、カレル・チャペックはジャーナリズムと小説の執筆に専念した。劇作家としての活動を始めたのは1930年代後半になってからで、38年12月29日にハビマで初演された『白い病』(37年)と、39年12月3日にハビマで初演された『母』(38年)を、ズヴィ・フリードランド演出のもとハンナ・ロヴィナ主演で発表した。
25年、チャペックは国際ペンクラブの一部としてチェコスロバキアペンクラブを設立し、数年にわたり同クラブを主宰した。
カレル・チャペックは、芸術家であり、人文主義者であり、哲学者でもあるという多才な個性を、その著作のすべてにおいて発揮している。第二次世界大戦の間、チャペックは若きチェコスロバキアの機知に富んだ精神の一人であった。38年12月、彼はインフルエンザに罹り、急性腎炎と二重肺炎になった。チャペックは38年12月25日、ナチス・ドイツによるボヘミアとモラヴィア占領の数ヵ月前に肺水腫で死亡した。

【演出・上演台本】シュチェパーン・パーツル(Štěpán PÁCL)

チェコ共和国・ブルノ国立劇場専属演出家。プラハで生まれ、舞台芸術アカデミー演劇学部を卒業。2007年から13年にかけてフリーランスの舞台演出家として活動し、13年にオストラヴァのペトル・ベズルチ劇場の芸術監督に就任。15年から17年にかけては、プラハ国立劇場の専属演出家を務めた。
19年9月にブルノ国立劇場に入団して以来、チェーホフの『かもめ』(20年)、オールビーの『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』(21年)、シェイクスピアの『十二夜』(22年)などを演出。『十二夜』はポーランドのグダニスクで開催される国際シェイクスピア・フェスティバルに招待されている。
世界的に有名な古典戯曲に加え、パーツルは、22年にブルノで上演され大成功を収めた彼の傑作『母』(カレル・チャペック作)など、チェコの戯曲にも力を入れている。また、プラハとブルノの舞台芸術アカデミーで演技と舞台演出を教えている。

     

【字幕翻訳】広田敦郎(HIROTA Atsuro)

劇団四季、TPTを経て、フリーランスの戯曲翻訳者。2009年、トム・ストッパード作『コースト・オブ・ユートピア』の翻訳で第2回小田島雄志翻訳戯曲賞。アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)13年グランティ。
近年の翻訳上演作品に、チェーホフ作『三人姉妹』、『桜の園』(サイモン・スティーヴンス版)、アーサー・ミラー作『橋からの眺め』『みんな我が子』『セールスマンの死』『るつぼ』、テネシー・ウィリアムズ作『地獄のオルフェウス』『西洋能 男が死ぬ日』、ダグラス・マックスウェル作『OUR BAD MAGNET』、ダイアナ・ソン作『STOP KISS』、アレクシ・ケイ・キャンベル作『The Pride』『ブラッケン・ムーア』、カレル・チャペック作『母』、サイモン・スティーヴンス作『FORTUNE』、『夜中に犬に起こった奇妙な事件』、イプセン作『民衆の敵』、ジョン・スタインベック作『二十日鼠と人間』、ハワード・ブレントン作『ブラディ・ポエトリー』、クリストファー・ハンプトン作『危険な関係』。新国立劇場では『レオポルトシュタット』の翻訳を手掛けた。

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Storyものがたり

夫をアフリカでの戦いで失ったドロレスには5人の息子がいた。長男は医師として、次男はパイロットとして、それぞれの使命を果たして死んだ。双子の三男と四男は内戦に巻き込まれ、戦いの中で2人とも殺される。亡くなった者たちは霊となってドロレスに話しかける。戦火が激しくなり、戦争への参加が呼びかけられる中、唯一生き残っている末息子のトニは軍への入隊を志願し、死んだ父と兄弟たちはトニの決断を支持する。トニまで失う事はできないと必死に抵抗するドロレスだが...。

Ticketsチケット

チケット料金

席種A席B席*3作品通し券
(一部席種のみ)
料金(10%税込) 7,700円 3,300円 20,700円
席種 料金(10%税込)
A席 7,700円
B席 3,300円
*3作品通し券
(一部席種のみ)
20,700円

シリーズ「光景―ここから先へと―」演劇3作品通し券
『母』『ザ・ヒューマンズ』『消えていくなら朝』A席の3公演同時購入がお得!
新国立劇場ボックスオフィス(電話と窓口のみ)での受付となります(Webボックスオフィスでの販売はございません)。日程の組み合わせは自由です。3作品それぞれご希望のお日にちをお選びの上、お申し込みください。詳しくはこちら!

クラブ・ジ・アトレ会員の方は、先行販売期間は上記料金の10%OFF、一般発売以降は5%OFFでお求めいただけます

Z席 1,650円(10%税込)

座席表

前売り開始日

アトレ会員先行販売期間:2025年3月1日(土)10:00~10日(月)

新国メンバーズ先行販売期間:2025年3月2日(日)10:00~10日(月)

一般発売日:2025年3月15日(土)10:00~

チケット取り扱い

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新国立劇場ボックスオフィス

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割引等のご案内

お申し込みの際に、割引をご利用の旨お知らせください。(Z席は対象外)

高齢者割引(65歳以上)・学生割引:5%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィスで取扱。

  • ご入場時にご年齢が記載されている証明書・学生証を確認させていただく場合がございます。

ジュニア割引(小中学生):20%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィス、チケットぴあで取扱。

  • ご入場時にご年齢が記載されている証明書を確認させていただく場合がございます。

当日学生割引:50%割引

公演当日に残席がある場合のみボックスオフィス(窓口・電話)で取扱。要学生証。

障がい者割引:20%割引

ボックスオフィス(窓口・電話)のみ取扱。要障害者手帳等。

  • 車椅子席はボックスオフィス(窓口・電話)にてお求めください。

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Z席の購入方法

  • Z席は、公演当日朝10:00から、新国立劇場Webボックスオフィスおよびセブン-イレブンの端末操作により全席先着販売いたします。1人1枚です。
  • 新国立劇場Webボックスオフィスでご購入の場合の引取方法は全てeチケット(電子チケット)となります。 詳細はこちら
  • 上記の方法での先着販売後、残席がある場合は、公演当日朝11:00からボックスオフィス窓口でも販売いたします。
  • 電話での予約は承れません。
Z席の詳細はこちら

グループでの
お申し込み

10名以上でのご観劇の場合は新国立劇場営業部(TEL:03‐5352‐5746)までお問い合わせください。

ご注意事項

  • 就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
  • 壁際、手摺の近く、バルコニーの一部のお座席で、舞台が見えにくい場合がございます。ご了承ください。
  • 公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。
  • 公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。
  • やむを得ない事情により、公演内容やスタッフ・キャストに変更が生じる場合があります。