オペラ研修所ニュース

【レポート】オペラストゥディオ「夏の特別マスタークラス」

新国立劇場オペラストゥディオでは、7月30日、31日、8月3日、4日の4日間、将来国内外で活躍するオペラ歌手を志す若手の方々に向けて、「夏の特別マスタークラス」を開催しました。

本マスタークラスでは、研修所講師の粟國淳氏、浜田理恵氏、そして「サマー・リサイタル2026」で指揮を務めたキャスリーン・ケリー氏を講師としてお迎えしました。受講生には、大学3年生から大学院修了者まで、年齢も出身も様々な8名が参加しました。

講座は粟國氏による「オペラ基礎演技講座」からスタートし、「オペラ歌手として舞台で演じるための身体の使い方」を実践的に学びました。
続いて行われた浜田氏による「ヴォーカルテクニカル講座」では、日本語と外国語の発声の違いや、人体構造の観点からアプローチする発声メカニズムについて、実技を交えた指導が行われました。
ケリー氏による「コレペティートルレッスン」では、受講者が自身の声や受講曲に関する課題・質問を事前に共有したうえで歌唱に入り、一人ひとりの個性に寄り添った的確な指導がなされていました。他の受講者も互いのレッスンを聴講し、積極的にケリー氏に質問するなど、活気あふれる時間となりました。

最終日の8月4日には成果発表会を実施。受講者は2曲ずつ披露し、3日間の学びの成果を発揮しました。


技術面はもちろんのこと、今後プロの歌手として生きていくうえで大切な考え方や姿勢についても各講師から温かいアドバイスが送られ、参加者にとって大きな糧となる充実した4日間となりました。



【受講者のレポート抜粋】


今回のマスタークラスを通して、現在の自分の課題だけでなく、芸術家として目指すべき方向性やアンサンブルへの向き合い方について、多くの学びを得ることができました。


「これまで私は 「演技は動きを大きくし、 観客に分かりやすく見せることが大切」 だと考えていました。 しかし、 今回の講座を通して、 最も重要なのは役を演じるのではなく、 その人物として生きることなのだと学びました。今後は、 ただ音楽を正確に歌うだけではなく、 役の人生や感情をより深く掘り下げて表現できる歌手を目指したいと思いました。」



「ヴォーカルテクニカル講座では、発声を身体の構造や言語の特徴から捉える視点を学びました。日本人の骨格に合わせた顎の位置や、一人ひとりに適した響きについて丁寧にご指導いただき、自分の身体に合った発声を見つけることの大切さを実感しました。」



「レッスンでは自分の課題としていたところを深く見ていただき、その課題を克服するためにはどのようなアプローチや訓練が必要かを改めて考える事ができました。そして、焦って結果を求めるのではなく、一つひとつの課題と丁寧にしっかりと向き合う事が成長への近道であることを身をもって感じました。」




▼オペラ基礎演技講座

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▼ヴォーカルテクニカル講座

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▼コレペティートルレッスン

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▼成果発表会

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記念撮影(一列目左から通訳・近藤聡子さん、キャスリーン・ケリー氏、ピアニスト・西聡美さん)

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