オペラ研修所ニュース

【レポート】オペラストゥディオ「日本歌曲講座成果発表会」

3月中旬、塚田佳男氏による「日本歌曲特別講座」を実施し、その成果を関係者の皆様にご披露しました。

「日本歌曲特別講座」は数年前から毎年開講されており、今回は初めて塚田氏をお招きし開講いたしました。

当講座は、オペラとは異なる歌曲の世界に触れ、日本において母語である日本語の詩の表現を学ぶ大切な機会となっています。

佐藤オペラ研修所長の挨拶に続き発表会が始まり、14作品19曲に及ぶ日本歌曲を
披露し、日本歌曲の美しさや多様な表現と向きあう、意義深い発表会となりました。


塚田氏から「かなり短い期間のレッスンでしたが、短いと逆に自分の中でどう受け止めるか、どう表現するかが際立ちます。日本語の発語、発音はとても大切です。歌い手は言葉を鍛えなくてはなりません。日本語へ意識を向け、愛情を持って大切にしていってください」と総評をいただきました。最後に塚田氏による「花季」(詩:大木 実)と「夕焼け」(詩:高田敏子)の朗読で会が締めくくられました。



新国立劇場オペラストゥディオ

塚田佳男氏による「日本歌曲講座成果発表会」

日時:2026年3月19日(木)

会場:新国立劇場内

指導・監修:塚田佳男

ピアノ:髙田絢子 原田園美

出 演:新国立劇場オペラストゥディオ第26・27期


▼上演プログラム

1. 演奏:有吉琴美
『風に寄せてうたへる春のうた』(作詩:三木露風 作曲:山田耕筰)より

Ⅰ.青き臥床をわれ飾る Ⅳ.たたへよ、しらべよ、歌ひつれよ


2. 演奏:牧羽裕子

『AIYANの歌』(作詩:北原白秋 作曲:山田耕筰)より

曼珠沙華


3. 演奏:矢澤 遼

待ちぼうけ (作詩:北原白秋 作曲:山田耕筰)


4. 演奏:後藤真菜美

みぞれに寄する愛の歌 (作詩:大木惇夫 作曲:山田耕筰)


5. 演奏:中尾奎五

『沙羅』(作詩:清水重道 作曲:信時潔)より

Ⅰ. 丹澤 Ⅲ. 北秋の


6. 演奏:小野田佳祐

『沙羅』(作詩:清水重道 作曲:信時潔)より

Ⅵ. 行々子


7. 演奏:後藤真菜美

牡丹 (作詩:北原白秋 作曲:橋本國彦)


8. 演奏:矢澤 遼

お六娘 (作詩:林柳波 作曲:橋本國彦)


9. 演奏:小野田佳祐

『ひとりの対話』(作詩:高野喜久雄 作曲:髙田三郎)より

くちなし


10. 演奏:島袋萌香

『二つのロンデル』(作詩:加藤周一 作曲:別宮貞雄)より

さくら横ちょう

『魚とオレンジ』(作詩:阪田寛夫 作曲:中田喜直)より

はなやぐ朝


11. 演奏:渡邊美沙季

『四季の歌』(作詩:畑中良輔 作曲:中田喜直)より

Ⅰ.春の歌 Ⅱ.夏の歌 Ⅲ.秋の歌


12. 演奏:谷 菜々子

サルビア (作詩:堀内幸枝 作曲:中田喜直)


13. 演奏:牧羽裕子

ゆく春 (作詩:小野芳照 作曲:中田喜直)


14. 演奏:谷 菜々子

すてきな春に (作詩:峯陽 作曲:小林秀雄)


▼講座

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▼発表会

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△塚田佳男氏




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塚田佳男(指導・監修)

Photo by Koshu ENDO


群馬県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。二期会等でオペラや各種コンサートの伴奏・コレペティトゥーアを務めた後、75年から77年までドイツ・デトモルトにてピアノ・オルガン・伴奏法を学ぶ。帰国後から現在に至るまで歌を知りぬいた繊細な音楽性で、特に日本歌曲の研究、解釈、伴奏においては現在日本の第一人者としての活動を続けている。畑中良輔氏と共に企画・構成に携わり、その伴奏の殆どを受け持ってきた、93年より続く音楽の友ホールでの《日本歌曲シリーズ》を代表に、日本歌曲や日本の歌による演奏会での企画構成と演奏は、国内はもとより海外においても高い評価を得ている。様々な歌手の伴奏を務めたCDは多数リリースされている。また、セミナー等での講師としての活動も、日本歌曲の歌唱法および伴奏法の指導を中心として全国各地で行っており、多くの歌い手とピアニスト達を育成している。96年上毛芸術奨励賞、及び99年に設立の歌曲伴奏者に対する賞『水谷達夫賞』の第一回受賞者。日本演奏連盟所属。



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記念撮影(中央・塚田佳男氏、右端・佐藤オペラ研修所長、左端・髙田絢子、左から2番目・原田園美

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