オペラ研修所ニュース
【press release】新国立劇場オペラストゥディオ(オペラ研修所)『フィガロの結婚』
新国立劇場オペラストゥディオ(オペラ研修所)では2025年2月22日(土)~24日(月・休)3日間に渡り、新国立劇場中劇場にて『フィガロの結婚』を上演します。
この公演は、新国立劇場オペラストゥディオの若い歌手たちが国内外で活躍するスタッフ、歌手、オーケストラと共にお送りする本格的なオペラ上演です。
今も世界中で愛され、オペラ入門のお客様にもぴったりの親しみやすい『フィガロの結婚』の本格的上演を、大変お求めやすい料金(4,950円(全席指定、消費税込))でご鑑賞いただける貴重な機会です。ぜひお見逃しなく!
新国立劇場オペラストゥディオ(オペラ研修所)は、プロを目指すオペラ歌手のための研修機関として1998年に設立されました。現在、多くの修了者が国内外のオペラ公演で活躍しています。
今回の上演では、世界中でその指導力が高く評価されてきたデイヴィッド・エドワーズ氏を演技指導・演出に迎え、指揮をオペラ研修所長の佐藤正浩が務めます。
新国立劇場公演等で活躍する吉田珠代、小林紗季子、駒田敏章、松中哲平ほか実力派のオペラストゥディオOG、OB等を交え、オペラストゥディオ歌手の若いエネルギーがみなぎる演技と歌声でお届けする『フィガロの結婚』は、いつもの豊饒な味とは一味違うフレッシュな味わいをお楽しみいただけること間違いありません。ぜひご期待ください!
新国立劇場オペラストゥディオ(オペラ研修所)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト2025春公演 『フィガロの結婚』
Le Nozze di Figaro / Wolfgang Amadeus Mozart
全4幕〈イタリア語上演/日本語字幕付〉
会場:新国立劇場・中劇場
公演日時:
2025年
2月22日(土)14:00
2月23日(日・祝)14:00
2月24日(月・休)14:00
チケット料金 全席指定 4,950円(税込)
スタッフ
【作 曲】ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
【台 本】ロレンツォ・ダ・ポンテ
【指 揮】佐藤正浩
【演出・演技指導】デイヴィッド・エドワーズ
【美 術】トーマス・ウムフリッド
【照 明】鈴木武人
【音 響】青木駿平
【衣裳コーディネーター】加藤寿子
【管弦楽】ザ・オペラ・バンド
【フォルテピアノ】星 和代
【オペラ研修所長】佐藤正浩
【主 催】新国立劇場
出演
新国立劇場オペラストゥディオ(オペラ研修所)第 25・26・27 期
【賛助出演】
吉田珠代(第6期修了)、小林紗季子(第9期修了)、駒田敏章(第11期修了)
松中哲平(第16期修了)、大城みなみ(第24期修了)、的場正剛(二期会)
【合 唱】
武蔵野音楽大学
■2月22日(土)14:00、24日(月・休)14:00
【アルマヴィーヴァ伯爵】松浦宗梧(第25期)
【伯爵夫人】大竹悠生(第25期)
【フィガロ】駒田敏章(第11期修了)
【スザンナ】野口真瑚(第25期)
【ケルビーノ】後藤真菜美(第26期)
【マルチェッリーナ】牧羽裕子(第27期)
【バルトロ】松中哲平(第16期修了)
【バジリオ】永尾渓一郎(第25期)
【ドン・クルツィオ】矢澤 遼(第27期)
【アントーニオ】的場正剛(二期会)
【バルバリーナ】谷 菜々子(第26期)
【二人の花娘】有吉琴美(第27期)、島袋萌香(第27期)
■2月23日(日・祝)14:00
【アルマヴィーヴァ伯爵】中尾奎五(第26期)
【伯爵夫人】吉田珠代(第6期修了)
【フィガロ】小野田佳祐(第27期)
【スザンナ】冨永春菜(第25期)
【ケルビーノ】大城みなみ(第24期修了)
【マルチェッリーナ】小林紗季子(第9期修了)
【バルトロ】松中哲平(第16期修了)
【バジリオ】矢澤 遼(第27期)
【ドン・クルツィオ】永尾渓一郎(第25期)
【アントーニオ】的場正剛(二期会)
【バルバリーナ】渡邊美沙季(第26期)
【二人の花娘】有吉琴美(第27期)、島袋萌香(第27期)
今回のオペラストゥディオ『フィガロの結婚』上演について
新国立劇場オペラ研修所長 佐藤正浩
当ストゥディオでは、修了までに3年間のプログラムを組んでおります。〈ベルカン ト〉を基本とした指導を行っておりますが、ベルカントオペラに限らず、在籍中になるべく多くのレパートリーに接することができるよう、配慮しながら選曲をしています。
その中でもモーツァルトの作品は重要と考えており、選考試験でも必須課題とし、3年 間の在籍中に1度は、全曲を通して歌う機会を設けるようにしております。
今回はその中でもとりわけ人気が高く、これを知らずしてオペラを語るなかれ、とも言われる程の傑作『フィガロの結婚』を選びました。ダ・ポンテの秀逸な台本を得て、モーツァルトは深い共感と愛情、鋭い洞察力でそれぞれのキャラクターを描きました。
歌手たちはまずテキストを深く読み込むことから勉強を始めます。その後で楽譜を読む事 で、作曲者がなぜこのような音形を欲したのか、なぜこの和声を用いたのか、また作曲 者自身が、音楽を通してどのような演出を施しているかを知ることができます。
複雑な 時代背景を探ることも含め、『フィガロの結婚』は時間をかけて学ぶ価値のある、完璧な作品であると言えます。
またアリアだけではなく、レチタティーヴォ・セッコ(今回 はフォルテピアノによる演奏)の技術を体得すること、そして最大11声にも及ぶアン サンブルを学ぶことは、オペラ歌手として必要不可欠です。
演出はイギリスの重鎮、デイヴィッド・エドワーズ氏にお願いしました。彼は昨年度の「Scenes Recital 2023」でもオペラストゥディオを指導して下さっており、12曲の異なるオムニバス作品を、大きな1つの流れの内にまとめ上げ、抒情的、且つウィットに富んだ舞台を創り上げました。今回もその手腕に期待が高まります。指揮は私自身が務 めます。
『フィガロの結婚』には数々の名アリアやアンサンブルがあり、それらは我々の耳に、 魂に、幸せをもたらしてくれます。その中でも第3幕の6重唱、第4幕の幕切れは私のお気に入りです。6重唱では、モーツァルトも渇望していたであろう「家族の愛」を至福の音楽で満たし、第4幕最後では、伯爵夫人が「許す」ことで全てが一つに結ばれるという、最も感動的で慈愛に満ちた瞬間を描きます。
このような至上の愛が世界を満たせば、小さないざこざや、今も続く戦争は消滅することでしょう。モーツァルトは現代の私たちに、平和の尊さを、音楽を通して語りかけているかのようです。
あらすじ
第 I 幕
フィガロとスザンナの婚礼の朝。フィガロは主人のアルマヴィーヴァ伯爵がスザンナに目をつけていることを知り、心配でならない。マルチェッリーナはフィガロと結婚したがっているし、かつてフィガロにしてやられた医者のバルトロは復讐を企んでいるやら、フィガロの結婚の前途は多難。伯爵夫人に恋をしている小姓ケルビーノがスザンナにとりなしを頼んでいるところへ、音楽教師バジリオや伯爵がやってくる。ケルビーノは物陰に隠れるが、伯爵に見つかってしまい、軍隊行きを命じられる。
第 II 幕
夫の愛情が薄らいできたことを嘆く伯爵夫人。フィガロとスザンナは伯爵に一泡吹かせるべく一計を案じ、ケルビーノを女装させる。ところが夫人がケルビーノと二人になったところへ嫉妬に狂った伯爵が戻ってくる。スザンナやフィガロの機転で事なきを得るが、そこへバルトロとバジリオを引き連れたマルチェッリーナが登場、フィガロが借金を返さないのなら、契約通り彼と結婚させろと言い、大騒ぎになる。
第 III 幕
伯爵のところにスザンナが現れ、今夜の逢引を約束する。漸く思いが叶ったとぬか喜びする伯爵。フィガロのマルチェッリーナからの借金をめぐる裁判が始まるが、実はフィガロはバルトロとマルチェッリーナの間の息子であることが判明。憤然とする伯爵。スザンナと衣裳を取り替えた伯爵夫人は、彼女に伯爵への恋文を口述させる。スザンナとの逢引に伯爵をお
びき出し、代わりに伯爵夫人が出向いて、彼をとっちめようという魂胆である。やがてフィガロの結婚式がはじまる。
第 IV 幕
バルバリーナからスザンナと伯爵との逢引を聞き知ったフィガロは愕然とする。スザンナに化けた伯爵夫人と伯爵の逢引は、ケルビーノの横槍で中断。伯爵夫人に化けたスザンナにフィガロは婚約者の不貞を訴えるが、やがて彼女の正体が分かり、二人は仲直りする。そこに伯爵が通りかかり、スザンナが化けた夫人とも知らず、フィガロと浮気したと思い込み怒り狂う。そこへ本物の伯爵夫人が姿を現し、面目を失った伯爵を赦す。
プロフィール(スタッフ・賛助出演)
指揮:佐藤正浩 Conductor: SATO Masahiro
東京藝術大学声楽科卒業、ジュリアード音楽院ピアノ伴奏科修士課程修了。 サンフランシスコ・オペラの専属ピアニストとして活躍後、95年ケント・ ナガノの招きでリヨン国立歌劇場の首席コレペティートルとなる。また、 チョン・ミョンフン、ヴァレリー・ゲルギエフのアシスタントとしてパリ・ シャトレ座、ウィーン芸術週間等で活動。99年イギリスのダーティントン 音楽祭『イドメネオ』で指揮者デビュー。翌年には同音楽祭で『ナクソス島 のアリアドネ』を指揮し、同年新国立劇場小劇場オペラ『オルフェオとエウ リディーチェ』指揮で日本デビューを果たす。これまでに、新国立劇場高校 生のためのオペラ鑑賞教室『トスカ』、藤原歌劇団『仮面舞踏会』『ラ・トラ ヴィアータ』、東京芸術劇場『ドン・カルロス(フランス語版日本初演)』『放 蕩息子』『ジャミレ』『人間の声』『アルルの女』等を指揮。また、新作オペラ『白 虎』(佐川吉男音楽賞受賞)、三善晃『遠い帆』の指揮も手掛けている。読売 日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団をはじめとするオーケスト ラの指揮、リサイタル、レコーディングの伴奏ピアニストとしても活躍。神 戸市混声合唱団音楽監督、ザ・オペラ・バンド芸術監督、慶応義塾ワグネル・ ソサィエティー男声合唱団常任指揮者、武蔵野音楽大学特任教授。
演出・演技指導 デイヴィッド・エドワーズ Production: David EDWARDS
オペラ演出家、作家、プレゼンター。ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学 卒業。 欧米、日本、アジアのオペラ・カンパニーやオーケストラ、大学、若手芸 術家育成プログラムと国際的に協働している。サンフランシスコ、サンディ エゴ、ロサンゼルス、ポートランド、ヒューストン、ミネアポリス、シカゴ、 フィラデルフィア、ワシントン、ロンドン、ミラノ、ウィーン等でオペラの 演出を手掛ける。 新国立劇場では、10年以上にわたりオペラ研修生を指導。英国ロイヤルオ ペラ・コヴェントガーデンと契約し、ゲッツ・フリードリヒ、リチャード・ ジョーンズ、エリヤ・モシンスキー、ジョン・コックス、トレヴァー・ナン、ジョ ナサン・ミラー等、著名な演出家と協働する機会を得る。同歌劇場で10演 目、また欧米の名だたる歌劇場での引っ越し公演の再演演出にあたる。ま たコヴェントガーデンの『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』『リゴレット』『ポントの 王ミトリダーテ』『ロメオとジュリエット』『アルチーナ』『青ひげ』において字 幕制作を手掛ける。1997年に同劇場を去ると、フリーランスのオペラ演出 家として国際的に活躍。これまでに演出を手掛けたオペラ公演として、『フィ デリオ』『リゴレット』『メリー・ウィドウ』『こうもり』(シンガポール)、『トスカ』 『椿姫』『ホフマン物語』(英国・ディーヴァ・オペラ)、『カーリュー・リヴァー』 (日本)、『魔笛』『パドマーヴァティ』(ボルドー)、『カルメル会修道女の対話』 『真夏の夜の夢』(ポートランド)、『ファルスタッフ』(オペラ・コロラド)等が ある。
吉田珠代(第6期修了 ソプラノ) YOSHIDA Tamayo
愛知県立芸大卒、同大学院修了。卒業時に桑原賞受 賞。新国立劇場オペラ研修所第6期生修了。2006年 文化庁新進芸術家留学生として、イタリア・ボロー ニャ、2008~2010年(公財)ロームミュージックファ ンデーション特別研究生に選出され、ミュンヘン及び ウィーンに留学。2010年オーストリア・シュタイヤー音楽祭にて『ドン・ ジョヴァンニ』ドンナ・アンナ役でヨーロッパオペラデビュー、2012年 小澤征爾音楽塾『蝶々夫人』(関係者公開公演)では主役外国人キャスト 初日公演降板の為、急遽タイトルロールで舞台を務め小澤氏から絶賛を 浴びる。ファビオ・ルイージ、チョン・ミュン・フン、ユーベル・スダー ン、アンドレア・バッティストーニ各氏をはじめとする世界的指揮者との 共演を重ね、2016年10月ズービン・メータ指揮ウィーンフィルハーモニー 管弦楽団サントリーホール30周年記念《第九》、2017年3月ウィーン楽 友協会に於ける《第九》共にソリストに抜擢され見事にその重責を果たし 賞賛された。2019年8月にはPMF札幌に2回目の出演を果たし、クリス トフ・エッシェンバッハ指揮、マーラー交響曲第8番《千人》の第二ソプ ラノとして高い評価を受ける。2023年3月東京春音楽祭「イタリア・オ ペラ・アカデミー」ではヴェルディ作曲オペラ『仮面舞踏会』アメーリア 役に抜擢、世界的指揮者リッカルド・ムーティ氏の指導の下、若い音楽 家達による『仮面舞踏会』に出演。第6回静岡国際オペラコンクール最高 位、及び三浦環賞受賞。第12回岩城宏之音楽賞受賞。二期会会員。
小林紗季子(第9期修了 メゾソプラノ) KOBAYASHI Sakiko国立音楽大学卒業。同大学院首席修了。二期会オペ ラ研修所および新国立劇場オペラ研修所第9期修了。 新国立劇場オペラ研修所公演では『アルバート・ヘリ ング』フローレンス・パイク、『カルメル会修道女の 対話』マダム・クロワシー、『コジ・ファン・トゥッテ』 ドラベッラ等出演。文化庁在外研修員として渡伊。イタリア・プラート にて『修道女アンジェリカ』修道院長でイタリアデビュー。以後、東京・ 春・音楽祭『ワルキューレ』『ローエングリン』、サイトウ・キネン・フェ スティバル『ヘンゼルとグレーテル』ゲルトルート、二期会『パルジファル』 花の乙女・アルトの声、『ホフマン物語』アントニアの母の声、『ジューリ オ・チェーザレ』トロメーオ、同〈三部作〉『外套』フルーゴラ/『修道女ア ンジェリカ』修道院長/『ジャンニ・スキッキ』チェスカ、びわ湖ホール『ワ ルキューレ』ジークルーネ、『神々の黄昏』フロスヒルデ等いずれも好評 を博している。二期会会員。
駒田敏章(第11期修了 バリトン)KOMADA Toshiaki
愛知県名古屋市出身。愛知教育大学を経て、東京芸 術大学音楽学部および東京芸術大学大学院修了。東 京芸術大学在学中はドイツ歌曲とオラトリオを中心に 学び、バッハ、ヘンデル、ハイドン等のコンサートに ソリストとして出演。在学中には東京芸術大学創立 120年記念演奏会「ペール・ギュント」(井上道義指揮)でペールを演じる。 その後、新国立劇場オペラ研修所11期に在籍しオペラを学ぶ。研修所を 修了後、文化庁海外派遣制度でドイツ・ベルリンに留学。ベルリン滞在 中にオランダ・グローニンゲンで開催された音楽祭にラヴェル『スペイ ンの時」ラミーロ役で出演しLabberte-Hoedemaker Awardを受賞した。 帰国後は新国立劇場で様々なカバーキャストを務めるとともに『アンドレ ア・シェニエ』『ウェルテル』『魔笛』『ジュリオ・チェーザレ』『ボリス・ゴドゥ ノフ』『ボエーム』『トリスタンとイゾルデ』に出演。小澤征爾音楽塾では『子 供と魔法』『ジャンニ・スキッキ』『カルメン』『こうもり』に出演。また、セ イジ・オザワ松本フェスティバルにも関わり続けている。歌曲の演奏に も力を入れており、シューベルトの3大歌曲集を含む様々なドイツ歌曲の コンサートを日本各地で演奏し、解説を入れながらの歌曲コンサートは 好評を博している。今を生きる作曲家に取り組む事も重要視し、現代音 楽コンサートとして東京オペラシティ主催『B→C』に出演した。第83回 日本音楽コンクール(歌曲)第1位。
松中哲平(第16期修了 バス) MATSUNAKA Teppei武蔵野音楽大学首席卒業、同大学院修了。新国立劇場 オペラ研修所第16期修了。ミラノ・スカラ座研修所、 トリエステのヴェルディ歌劇場にて短期研修修了。さわ かみオペラ芸術振興財団2017年度奨学生、令和元年度 文化庁海外研修生として渡伊。江原啓之氏の開運オペ ラ、新国立劇場公演、新国立劇場研修所公演、さわかみオペラフェスティバ ル、小澤征爾音楽塾、OMFオペラ等で多数のオペラに出演。故ボナルド・ ジャイオッティ、レナータ・ヴィトーヴァの各氏に師事。第25回練馬区新人 オーディション優秀賞受賞。フィレンツェ声楽コンクール2018年度特別賞。 2020年第3回サン・コロンバーラ国際コンクール入選。第57回日伊コンコ ルソ入選。練馬区演奏家協会会員。東京音楽大学研究員。
大城みなみ(第24期修了 メゾソプラノ) OSHIRO Minami
国立音楽大学声楽専修並びに同大学院修士課程声楽専 攻オペラコースを卒業・修了。新国立劇場オペラ研修 所第24期修了。「ANAスカラシップ」を受け、ミラノ・ ボローニャにて研修。立川市成人を祝うつどいの式典に て国歌斉唱、お祝いの歌の独唱を担う。これまでに大学 内公演にて《フィガロの結婚》マルチェッリーナ、大学院オペラ公演にて《皇 帝ティートの慈悲》セスト、新国立劇場オペラ研修所公演にて《ジャンニ・ スキッキ》チェスカ、《ドン・ジョヴァンニ》ツェルリーナ、《領事》秘書、ヴェラ・ ボロネル、《コジ・ファン・トゥッテ》ドラベッラ、《カルメル会修道女の対 話》マリー修道女長、各役で出演。また、ヘンデル『メサイア』にアルトソリ ストとして出演。
的場正剛(二期会 バリトン) MATOBA Masataka
兵庫県出身。大阪音楽大学声楽科卒業、同専攻科修了。 東京音楽大学大学院音楽科オペラ研究領域修了。同大 学院在学中に特別奨学生としてローマ・サンタチェチー リア音楽院へ短期留学。外務省事業「日露青年声楽家交 流」のメンバーとしてロシアでの演奏会を行う。2013- 2016までびわ湖ホール声楽アンサンブルに所属。第60期二期会オペラ研修 所マスタークラス修了、修了時奨励賞及び優秀賞受賞。イタリア声楽コンコ ルソ入選、平和堂財団芸術奨励賞受賞。『ラ・ボエーム』マルチェッロ、『ド ン・ジョヴァンニ』タイトルロールなどでオペラに出演。東京二期会では『ア ルチーナ』でデビュー後、宮本亜門演出『魔笛』『フィガロの結婚』、栗山昌良 演出『蝶々夫人』などで本公演に出演。びわ湖ホール声楽アンサンブル ソロ 登録メンバー、新国立劇場合唱団登録メンバー、二期会会員。
稽古場便り
WEBニュースで『フィガロの結婚』稽古場便りを連載
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