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【レポート】海外招聘講師マーティン・カッツ氏レッスン

海外招聘講師マーティン・カッツ氏が来日し、新国立劇場オペラストゥディオで音楽指導を行いました。
また、カッツ氏は11月10日開催の「秋のリサイタル 2024」でピアニストとして出演しました。

氏はこれまでも度々オペラストゥディオに音楽指導で来日しており、公演でも歌手と息の合った演奏がなされました。

氏は「NYタイムズ紙」で"伴奏者のゴールドスタンダード"と称される巨匠ピアニストで、世界中で活躍する共演ピアニストとして、マリリン・ホーン、フレデリカ・フォン・シュターデ、キャスリーン・バトル、デヴィッド・ダニエルズ、カリタ・マッティラ、ホセ・カレーラスなど高名な歌手たちからの信頼も篤く、同時に後進の指導にも精力的にあたり、彼の薫陶を受けた音楽家が世界各国で活躍しています。

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11月10日公演「秋のリサイタル 2024」より

カッツ氏は佐藤オペラ研修所長のアメリカ留学時代の恩師

幕開きはカッツ氏と佐藤オペラ研修所長のピアノの連弾でスタート

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「秋のリサイタル」カーテンコール(カッツ氏:写真左から7番目)


                                     舞台写真撮影:友澤綾乃
                                  

今回、オペラストゥディオ第25・26・27期が氏のレッスンを受けました。

レッスンは、終始快活でユーモアたっぷりの温かい雰囲気ながら、プロフェッショナルを目指す若きアーティストに、細かな発語や原語の発音といったテクニカルな側面のみならず、作品分析や役・音楽づくりについて、歌手とやり取りをしながら的確な指導がなされます。氏の役への指導の後、歌手の演奏は全く異なる表現になっていきます。

さらに、実際に舞台に立った時、作品の中の人物としての在り方、姿勢、アイコンタクトなど舞台人としてどうあるべきかといった意義深い指導がされました。


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音楽指導風景

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最終日記念撮影



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マーティン・カッツ Martin KATZ 

共演ピアニスト/新国立劇場オペラ研修所 招聘講師(音楽指導)

ニューヨークタイムズ紙で「伴奏者のゴールド・スタンダード」と称されるなど、45年のキャリアにおいて世界中で、リサイタルやレコーディングで高名な歌手たちと共演してきた。

マリリン・ホーン、フレデリカ・フォン・シュターデ、キャスリーン・バトル、デヴィッド・ダニエルズ、カリタ・マッティラ、ホセ・カレーラスと定期的に共演し、RCA、CBS、BMG、EMI、デッカのレーベルでレコーディングを行っているほか、サンフランシスコのメローラ・プログラム、BBC、NHKでもオペラを指揮。

また、彼の校訂によるバロックおよびベルカント・オペラのエディションは、オタワ、ヒューストン・オペラ、メトロポリタン歌劇場で上演されている。

ミシガン大学では30 年以上にわたり、歌手やピアニストのヴォーカル・レパートリーを指導しており、彼の生徒たちは世界中で活躍している。

著書として「The Complete Collaborator」がOxford University Pressより出版。




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