オペラ研修所ニュース

野口真瑚(オペラ研修所第25期生)が第27回松方ホール音楽賞を受賞!


野口真瑚(オペラ研修所第25期生)が第27回松方ホール音楽賞(声楽部門)を受賞しました。


松方ホール音楽賞は、クラシック音楽に情熱を燃やす若い音楽家の活動を顕彰し、将来、文化の懸け橋として活躍することを望んで神戸新聞社と一般財団法人神戸新聞文化財団によって創設された賞です。


神戸新聞社は、1995年1月の阪神・淡路大震災によって全壊した同社社屋の再建に当たり新社屋内に神戸新聞松方ホールを再建しました。

その運営に当たる神戸新聞文化財団は、大震災の危機に瀕した同社に寄せられた全国の地方新聞社などからの義援金を基金とした財団で、同ホールは、世界に開かれた国際港「KOBE」にふさわしい芸術・文化の創造と振興に貢献しています。


同ホールの名称に冠される神戸新聞社初代社長の松方幸次郎氏は実業家としてだけではなく、国立西洋美術館誕生のきっかけともなった美術作品収集「松方コレクション」などで、西洋と東洋の文化の懸け橋となった人物として知られています。


2025年2月8日(土)に、同ホールにて授賞式・記念コンサートが開催されます。

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野口真瑚 NOGUCHI Mako ソプラノ 

新国立劇場オペラ研修所第25期生

京都府出身。大阪音楽大学声楽専攻卒業。卒業時に最優秀賞受賞。同大学院声楽研修室オペラ系修了。新国立劇場オペラ研修所第25期研修生。第74回全日本学生音楽コンクール第1位、横浜市民賞、佐々木成子賞受賞。第11回東京国際声楽コンクール第1位受賞。その他コンクールで多数入賞。オペラでは、『フィガロの結婚』伯爵夫人、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナを演じる。オペラ以外に第九のソリストも務める。国外では、ブルガリア国立スタラザゴラ歌劇場で開催された「オペラアリアと日本歌曲のガラ・コンサート」に出演。
新国立劇場オペラ研修所では、『領事』アンナ・ゴメス、『コジ・ファン・トゥッテ』デスピーナ、『カルメル会修道女の対話』ブランシュを演じる。また、ANAスカラシップ生としてミラノ・スカラ座アカデミーにて研鑽を積む。これまでに声楽を北田玉代、荒田祐子の各氏に師事。