オペラ研修所ニュース
海外招聘講師マーティン・カッツ氏レッスン・レポート
10月に今年度四人目の海外招聘講師マーティン・カッツ氏が来日し、約2週間に渡り音楽指導を行いました。
氏は世界的な共演ピアニストとして、マリリン・ホーン、フレデリカ・フォン・シュターデ、キャスリーン・バトル、デヴィッド・ダニエルズ、カリタ・マッティラ、ホセ・カレーラスなど高名な歌手たちからの信頼も篤く、同時に後進の指導にも精力的にあたり、彼の薫陶を受けた音楽家が世界中で活躍しています。
▲マーティン・カッツ氏
今回、オペラ研修所第24・25・26期生が氏のレッスンを受け、声種ごとに5回のマスタークラスが実施されました。
マスタークラスでは、終始快活で明るい雰囲気ながら、プロフェッショナルを目指す若きアーティストに、作品分析や役・音楽づくり、また発声や原語の発音といったテクニカルな側面のみならず、舞台人としての姿勢を問う意義深い指導がされました。
また、参加した研修生からも、氏への積極的な質問がなされるなど、たいへん活発なクラスとなりました。
今後も海外招聘講師の特別授業やワークショップ等の様子を定期的にお伝えしていく予定です。
どうぞお楽しみに!
共演ピアニスト/新国立劇場オペラ研修所 招聘講師(音楽指導)
ニューヨークタイムズ紙で「伴奏者のゴールド・スタンダード」と称されるなど、45年のキャリアにおいて世界中で、リサイタルやレコーディングで高名な歌手たちと共演してきた。
マリリン・ホーン、フレデリカ・フォン・シュターデ、キャスリーン・バトル、デヴィッド・ダニエルズ、カリタ・マッティラ、ホセ・カレーラスと定期的に共演し、RCA、CBS、BMG、EMI、デッカのレーベルでレコーディングを行っているほか、サンフランシスコのメローラ・プログラム、BBC、NHKでもオペラを指揮。
また、彼の校訂によるバロックおよびベルカント・オペラのエディションは、オタワ、ヒューストン・オペラ、メトロポリタン歌劇場で上演されている。
ミシガン大学では30 年以上にわたり、歌手やピアニストのヴォーカル・レパートリーを指導しており、彼の生徒たちは世界中で活躍している。
著書として「The Complete Collaborator」がOxford University Pressより出版。
こうした海外招聘講師を含む多彩な講師陣による日頃の研修の成果をぜひ劇場でご覧ください。
新国立劇場オペラ研修所 「2023 WINTER RECITAL(冬のリサイタル)」
会場:新国立劇場・中劇場
公演日程:2023年12月10日(日)
チケット料金(税込)全席指定:3,850円 Z席:1,650円 ※良席はお早めに!
一般発売期間:2023年11月3日(金・祝)10:00~
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