オペラ研修所ニュース
【レポート】オペラ研修所 夏期特別講座~日本歌曲~
8月28日(月)~9月1日(金)の間、永井和子前オペラ研修所長による「夏期特別講座~日本歌曲~」を実施しました。この特別講座は3年前から毎年開講されており、オペラとは異なる歌曲の世界に触れ、日本において母
講座最終日には、新国立劇場内リハーサル室にて研修生が歌詞の朗読と課題曲を関係者に披露しました。
冒頭、永井氏から「オペラは多くの人たちと関わりながら創り上げる芸術ですが、歌曲はソリストとピアニスト二人で世界を立ち上げます。こうした経験はプロのオペラ歌手を志す者に大きな学びを与えるでしょう。また将来、世界の舞台で活躍する演奏家として、日本文化を身につけることはとても大切です。歌曲=文学といってよいと思いますが、言葉の持つ世界観、言葉の奥にあるものを深めていくことが必要です。音楽を奏でる様々な楽器がありますが、言葉があるのは歌だけです。基本的にオペラの多くは外国語で演奏されますが、言葉の奥深さを理解するために、まずは自国の歌曲を歌うことは重要です」と、挨拶がありました。
永井和子氏
一同、日本歌曲の美しさや多様な表現と向きあう、たいへん意義深い機会となりました。
新国立劇場オペラ研修所
令和5年度 夏期特別講座 ~日本歌曲~
講師:永井和子
ピアノ:中野恵奈・原田園美
日時:2023年9月1日(金)
会場:新国立劇場内オーケストラ・リハーサル室
出演:オペラ研修所第24・25・26期生
【最終日のミニコンサート】