オペラ研修所ニュース

北川辰彦さん(第5期修了)、糸賀修平さん(第10期修了)がオペラ『サロメ』に出演!


オペラ『サロメ』は、新約聖書の挿話をもとにしたオスカー・ワイルドの耽美的で退廃的な戯曲を、リヒャルト・シュトラウスが極彩色の音楽でオペラ化した傑作です。

新国立劇場のプロダクションは故アウグスト・エファーディングの演出で、2000年の初演以来、再演を繰り返し、今回が7回目の上演となる人気レパートリーです。

今回の公演(5/27~6/4)では、シュトラウスの演奏で評価の高いコンスタンティン・トリンクスが指揮を務め、歌手陣に世界の実力派が揃いました。

当公演に、北川辰彦さん(第5期修了、バスバリトン)が2人のナザレ人1役に、糸賀修平さん(第10期修了、テノール)が5人のユダヤ人4役に出演しました。


北川さんは、新国立劇場では『トスカ』看守、『パルジファル』第2の聖杯騎士、『椿姫』ドビニー侯爵、『カルメン』ダンカイロ、演奏会形式『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロなどに出演しています。

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▲(写真中央)北川辰彦さん〈2人のナザレ人1〉

糸賀さんは新国立劇場では『フィガロの結婚』『死の都』『サロメ』『蝶々夫人』『ファルスタッフ』『ウェルテル』『トゥーランドット』『カルメン』など数多くの公演に出演、2012年の『ピーター・グライムズ』ではボブ・ボウルズ役で急遽カヴァーから全公演に出演し好演しました。また、23/24シーズンは『トスカ』スポレッタに出演が予定されるなど、目覚ましい活躍を見せています。


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▲(写真右)糸賀修平さん〈5人のユダヤ人4〉


また当公演カヴァーキャストとして以下の方々が参加しました。

・青山 貴さん(第4期修了、バリトン):ヨハナーン役

・岸浪愛学さん(第16期修了、テノール):ナラボート/5人のユダヤ人2役

・濱松孝行さん(第20期修了、テノール):5人のユダヤ人1/2人のナザレ人2役

・水野 優さん(第19期修了、テノール):5人のユダヤ人4役

・氷見健一郎さん(第18期修了、バス):5人のユダヤ人5/2人の兵士2役

・大久保惇史さん(第23期修了、バリトン):カッパドキア人役

オペラ研修所では、当研修所出身歌手の活躍を、オペラ公演を中心に紹介して参ります。

当研修所出身歌手たちの国内外での活躍にどうぞご期待ください。