オペラ研修所ニュース

修了公演の演目はプーランク『カルメル会修道女の対話』に決定!


2024年3月の新国立劇場オペラ研修所 修了公演の演目は、フランシス・プーランク作曲の『カルメル会修道女の対話』に決定しました。
当オペラは、フランス革命前後のカルメル会修道女をめぐる実話を、今年没後60年を迎えたプーランクが美しく感動的な音楽でオペラ化した作品です。


指揮にジョナサン・ストックハマー氏、演出・演技指導にシュテファン・グレーグラー氏を迎え、研修生たちが現代フランス・オペラ最高峰の作品に挑みます。

どうぞご期待ください!

☛演出・演技指導のS.グレーグラー氏によるワークショップを4月末に実施しました
ttsDSCN1235.jpg


【ものがたり】

1789年、革命下のパリ。ド・ラ・フォルス侯爵家の令嬢ブランシュは、内気で怯えやすい少女。度重なる暴動の不安から、修道院に入ることを決意する。
折しも、革命政府の政策による宗教弾圧が激しさを増し、カルメル会修道院の閉鎖を告げられてしまう。
修道院を守ろうと殉教の誓いを立てた修道女たちだが、待ち受けていたのは収監と死刑判決であった。
1794年7月17日、修道女たちは聖母マリアを讃えつつ、断頭台へとのぼっていく...。


指揮 :ジョナサン・ストックハマー Jonathan Stockhammer

ロサンゼルス生まれ。作曲をイアン・クルーゼとスティーヴン・ハートケに、指揮をダニエル・ルイスに師事。また、学生時代にはロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートシリーズに参加し、首席指揮者のエサ=ペッカ・サロネンから指導を受けた。その後ドイツに渡り、指揮者・作曲家のペーター・エトヴェシュに師事し、アシスタントとなる。

シュトゥットガルト放送交響楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、フィンランド放送交響楽団、ハンブルク交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団、シドニー交響楽団など、主要な国際オーケストラを指揮。ザルツブルク、ルツェルン、シュヴェツィンゲン、ドナウエッシンゲン、ベネツィア・ビエンナーレ、ウィーン・フェストホーヘン、ウィーン・モデルン等に出演。チューリッヒ歌劇場、アンサンブル・モダン、ベルリン国立バレエ、バーゼル劇場/バーゼル交響楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、エッセン・フィルハーモニー管弦楽団、東西ドイツ放送交響楽団、ベルリン放送交響楽団等に頻繁に出演している。

演出・演技指導: シュテファン・グレーグラー Stephan Grögler

ベルン生まれ。ヴァイオリンを学んだ後、ウィーンでオペラ演出を学ぶ。1995 年から98 年にかけて、リヨン歌劇場の常任監督に就任。オペラ・コミック座、ヴェルサイユ宮殿王立歌劇場、ジュネーヴ歌劇場、リュクサンブール歌劇場、ボローニャ歌劇場、ザルツブルク州立劇場、サンクトペテルブルク・マリンイスキー劇場、バイエルン州立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ギリシャ国立歌劇場等、世界中の有名歌劇場で数多くのオペラ演出を手掛けるほか、若い歌手の育成にも深く関わっており、オペラ・バスティーユ、北京の国家大劇院、ジュネーブ高等音楽院、ローザンヌ音楽院等でもいくつかの作品を手掛けている。

新国立劇場オペラ研修所 修了公演『カルメル会修道女の対話』


会場:新国立劇場・中劇場

公演日程:2024年3月1日(金)~3日(日)

チケット料金(税込)全席指定:4,950円 Z席:1,650円

作曲:フランシス・プーランク
台本:ジョルジュ・ベルナノス
指揮:ジョナサン・ストックハマー
演出・演技指導:シュテファン・グレーグラー
出演:新国立劇場オペラ研修所第24・25・26期生ほか

チケット料金(税込)全席指定:4,950円 Z席:1,650円

 アトレ会員先行発売期間:2023年11月30日(木)~12月7日(木)

 一般発売期間:2023年12月10日(日)~