新国立劇場オペラ研修生による「NNTT LE PROMESSE 2022～アリアコンサート～」が開催されました

12月3日新国立劇場・中劇場にて、新国立劇場オペラ研修生による「NNTT LE PROMESSE 2022～アリアコンサート～」が開催されました。

コンサート形式の当公演は、長く「Young Opera Singers of Tomorrow」の公演名で開催されていましたが、昨年より「LE PROMESSE」（約束されたものたち）と名称を改めて上演されています。

このタイトルは、当オペラ研修所が開所20周年を迎えた2018年の記念すべきガラ・コンサートで使用した公演名でもあります。

公演では多彩な名曲の数々が演奏され、「約束されたものたち」のエネルギーあふれる歌唱、人の声の魅力や各人の「声」の個性が存分に堪能できる充実したコンサートとなりました。

終演後、客席からは惜しみない拍手が研修生たちに贈られました。

今後とも皆様の温かいご声援とご支援をお願いいたします。

◆上演曲目

【第1部】　

・G.ロッシーニ『セビリアの理髪師』より「町の何でも屋に道をあけてくれ！」：松浦宗梧（バリトン）

・G.ドニゼッティ『ドン・パスクワーレ』より「あの眼差しに騎士は」：河田まりか（ソプラノ）

・G.ドニゼッティ『愛の妙薬』より「人知れぬ涙」：永尾渓一郎（テノール）

・W.A.モーツァルト『皇帝ティートの慈悲』より「ああ、この瞬間だけでも」：大城みなみ（メゾソプラノ）

・V.ベッリーニ『清教徒』より「あなたの優しい声が」：冨永春菜（ソプラノ）

・H.マルシュナー『ハンス・ハイリンク』より「あの日」：長冨将士（バリトン）

・N.ポルポラ『ドイツのジェルマニコ』より「なんという疾風が吹き」：杉山沙織（メゾソプラノ）

【第2部】

・團伊玖磨『夕鶴』より「あたしの大事な与ひょう」：野口真瑚（ソプラノ）

・V.ベッリーニ『ノルマ』より「清らかな女神」：大竹悠生（ソプラノ）

・G.ビゼー『カルメン』より「何も恐れることはない」：内山歌寿美（ソプラノ）

・A.トマ『ハムレット』より「遊びの仲間に入れてください」：大髙レナ（ソプラノ）

・G.ドニゼッティ『ロベルト・デヴリュー』より「恐らく、あの繊細な心に」：佐藤克彦（バリトン）

・G.ドニゼッティ『ラ・ファヴォリータ』より「ああ、私のフェルナンド」：前島眞奈美（メゾソプラノ）

・J.マスネ『タイス』より「これが悪業の町」：大久保惇史（バリトン）


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　撮影：三原文夫