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中村恵理さん、英国ロイヤルオペラにて30年ぶりの日本人「蝶々さん」に!



昨年12月、新国立劇場『蝶々夫人』にて蝶々夫人役デビューを飾った中村恵理さん(第5期修了、ソプラノ)が、今月の英国ロイヤルオペラ『蝶々夫人』に同役で出演します。(6月18日(土)13:00、6月23日(火)19:30、7月2日(土)19:30、7月6日(水)19:30)

同歌劇場で日本人歌手が『蝶々夫人』タイトルロールを演じるのは、1992年の故・渡辺葉子さん以来30年ぶりのことで、コヴェント・ガーデンへの日本人「蝶々さん」の再来に高い期待が寄せられています。

満を持してのロールデビューとなった12月の当劇場公演に際し、「蝶々さんは一途なだけの女性ではない。悲劇に至る背景までを感じてほしい」(新国立劇場友の会会報「ジ・アトレ」2021年10月号)と語っていた中村さん。素晴らしい歌と演技によって、お客様からの万雷の拍手によって迎えられました。


▼昨年12月当劇場公演にて、蝶々夫人役を演じる中村さん

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中村さんは、2005年3月に当研修所を修了後、2008年から10年にかけて英国ロイヤルオペラにて研鑽を積み、その間、同歌劇場の『カプレーティ家とモンテッキ家』のジュリエッタ役にアンナ・ネトレプコ氏の代役として急遽出演し、一躍脚光を浴びました。その後、同歌劇場『トゥーランドット』リュー役等、様々な役で国際的に高い評価を集めています。

今回のロイヤルオペラ公演の指揮者はダン・エッティンガー氏。中村さんとエッティンガー氏は、新国立劇場では、2006年10月『イドメネオ』(中村さんはイーリア役)、2007年6月『ファルスタッフ』(中村さんはナンネッタ役)で共演しています。

中村恵理さんの清新な「蝶々さん」は、必ずやコヴェント・ガーデンのお客様の心をとらえて離さなくなることでしょう。

新国立劇場『蝶々夫人』(2021年12月)ハイライト


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