与那城敬(第5期修了、バリトン)の快進撃が止まりません。
今年2月には東京二期会主催『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵役を、3月には新国立劇場主催『椿姫』ドビニー侯爵を歌い演じ、気品とウィットに富み、場を沸かせていく役割を見事に果たしました。
4月3日(日)に開幕した新国立劇場主催『ばらの騎士』ではファーニナル役を担い、舞台の高揚感に一役買っています。
ファーニナルは新興富裕層。ヒロインの一人である娘ゾフィーを、称号欲しさに貴族であるオックス男爵に嫁がせようとする打算から、放埓な男爵を否定し、娘の恋愛を認めようとする父親の姿まで複雑な心の動きを大胆かつ細やかに歌い演じています。
『ばらの騎士』には、濱松孝行(第20期修了、テノール)もファーニナル家の執事役で出演しています。
第2幕、若い騎士オクタヴィアンがオックス男爵からの使いとしてゾフィーに婚約の印銀のばらを届ける献呈式から、男爵が登場して放埓ぶりをさらし、怒ったオクタヴィアンと男爵との決闘騒ぎまで、ファーニナル家で繰り広げられるストーリーを展開する一人として出演しています。
濱松は今年11月、開場25周年記念公演『ボリス・ゴドゥノフ』にも出演予定。
『ばらの騎士』には、塩崎めぐみ(第11期修了、メゾソプラノ)がアンニーナ役カヴァーとして、氷見健一郎(第18期修了、バス)が警部、公証人役カヴァーとして参加しています。
ぜひ劇場にお運びいただき、オペラのすばらしさをご堪能ください。
『ばらの騎士』は4月12日(火)まで上演中です。
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