オペラ公演関連ニュース

『イタリアのトルコ人』リハーサルが始まりました

新国立劇場2026/2027シーズン開幕を告げる『イタリアのトルコ人』のリハーサルが始まりました。
リハーサル初日には、キャスト、合唱団、助演に向けて顔合わせ・演出コンセプト説明が行われました。リハーサルを担当するのはクリスティアン・レート。あの『ナターシャ』演出を手掛けたレートとの再会です。

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顔合わせ・演出コンセプト説明の様子

コンセプト説明

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クリスティアン・レート

ロラン・ペリー演出のこのプロダクションはマドリードのテアトロ・レアル、リヨン歌劇場との共同制作で、マドリードで2023年に初演されています。

『イタリアのトルコ人』はナポリを訪れたトルコ王子を、ナポリの人妻とトルコのハーレムを追われた元恋人が取り合いし、周囲の男たちを翻弄する物語。「伝統的には、詩人プロスドーチモの視点で、物語を作ろうとしたけれど浮かばない、うまくいかないという物語として描かれる作品」を、ロラン・ペリーは「フィオリッラのファンタジーが現実になっていく物語にした」とクリスティアン・レートは言います。

退屈な夫との生活に飽き飽きして、刺激を求めているフィオリッラ。フォトロマンス(漫画のような形で写真を使いながら恋愛や嫉妬をメロドラマ風に描いたもの。フォトノベル)を夢中で読んで魅了されているうち、その中にどんどん入り込んでいってしまい、その中でトルコ王子セリムと出会って、彼女の人生は興奮に満ちた素晴らしいものになっていく、そして......というのがペリー版のストーリー。

オペラの舞台は、平凡でありふれた郊外の家に設定され、芝刈りなんかしている退屈な夫の前で、フィオリッラがデッキチェアに座って「Carina」というフォトノベルを読んでいるというシーンから始まります。
舞台上に普通の家があると思ったら、よく見ると、舞台はどんどん二次元の世界になっていき、ペリー一流の遊び心が羽ばたいていきます。このビジュアル展開はぜひ、お客様に劇場でとことん楽しんでいただきたいポイントです。

出演者には、「コメディの演技で絶対大事にするポイント」と、必ず守るべき演技上の注意が2つ伝えられ、最後に、「でも、良いコメディというものには必ず、シリアスな部分がその内面にある。それを常に忘れずにキャラクターを作ってほしい。フィオリッラは人生に何を求めているのか、ドン・ジェローニオはなぜそんなに彼女を愛しているのか、どのように彼女を愛しているのかということが大切」と、コメディのダイナミズムの極意が伝授されました。


これから1ヶ月、喜劇を練りに練り上げて、絶品の『イタリアのトルコ人』をお届けします。遊び心いっぱいでちょっとホロリとさせられる舞台を、どうぞお楽しみに!

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パオロ・ボルドーニャ、アレハンドロ・バリニャス・ビエイテス、クラウディア・ムスキオ、ルジル・ガティン、ブルーノ・タッディア
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但馬由香、山本康寛、パオロ・ボルドーニャ、アレハンドロ・バリニャス・ビエイテス

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パオロ・ボルドーニャ、アレハンドロ・バリニャス・ビエイテス、クラウディア・ムスキオ
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クリスティアン・レート、ジャン=ジャック・デルモッテ(衣裳補)