オペラ公演関連ニュース

2024/2025シーズンオペラ「夢遊病の女」アミーナ役 出演者変更のお知らせ

新国立劇場2024/2025シーズンオペラ『夢遊病の女』公演におきまして、アミーナ役に出演を予定しておりましたローザ・フェオラは芸術上の理由により出演できなくなりました。代わりまして、クラウディア・ムスキオが出演いたします。



■「夢遊病の女」アミーナ役変更にあたって

新シーズンの開幕公演に出演予定だったローザ・フェオラから、誠に残念ながら、降板の申し出を受けたことをお知らせ致します。アミーナ役に声が合わなくなってきたとの事情のため、私たちはこの申し出を受け入れ、イタリア出身の注目の若手、クラウディア・ムスキオに代わって出演してもらうことと致しました。
クラウディア・ムスキオは若くしてイタリアの名門劇場に着々と出演を重ね、今はシュトゥットガルト州立劇場の専属歌手として人気を博しているソプラノ歌手です。特に『愛の妙薬』のアディーナは絶賛され、昨年のOpernwelt誌年鑑でベストシンガーにもノミネートされました。この7月にはシュトゥットガルトで、現地のファンの期待の中、このアミーナ役のロールデビューを飾り、持ち前の甘い声とテクニックの正確さ、演技力でスタンディングオベーションの大成功を収めたとのことです。
お客様にはご理解を賜ると共に、ぜひ、今ベストコンディションでこの役を歌えるという新キャスト、クラウディア・ムスキオへご期待をいただければ幸いです。

新国立劇場オペラ芸術監督 大野和士



<新キャストプロフィール>
クラウディア・ムスキオ (Claudia MUSCHIO)<ソプラノ>

Claudia Muschio New 2024 No. 1.jpg

イタリア・ブレーシャ出身。フェッラーラ・フレスコバルディ音楽院修了。2017年ナポリ・サンカルロ歌劇場『魔笛』パミーナでデビューし、続く18年にはモデナ・パヴァロッティ劇場『セビリアの理髪師』ロジーナに出演、またペーザロ・ロッシーニ・オペラフェスティバル、カリアリ歌劇場などに出演を重ねる。20/21シーズンからはシュトゥットガルト州立劇場専属歌手となり、『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナでデビュー、『子どもと魔法』火/お姫様などにも出演。21年ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場『愛の妙薬』アディーナに出演。最近ではシュトゥットガルト州立劇場で『フィガロの結婚』スザンナ、『アルチーナ』モルガナ、『ヘンゼルとグレーテル』(新制作)眠りの精/露の精などに出演、『ファルスタッフ』ナンネッタ、『愛の妙薬』アディーナ、『LA FEST』(新制作)で好評を博す。今年7月にシュトゥットガルト州立劇場で『夢遊病の女』アミーナにロールデビューし大成功を収めたばかり。コンサートへの出演も多い。新国立劇場初登場。