オペラ公演関連ニュース
新国立劇場が2022年度ミュージックペンクラブ音楽賞を受賞しました
2022年度ミュージック・ペンクラブ音楽賞が発表され、オペラ・オーケストラ部門を新国立劇場が受賞しました。
ミュージック・ペンクラブ音楽賞は、ミュージック・ペンクラブ・ジャパン約160名の全会員の自主投票によって選定されます。授賞対象は、基本的に日本でその年に公開または発表された音楽界の全プロダクトやイベントです。
新国立劇場オペラ部門では、2022年、『オルフェオとエウリディーチェ』『ペレアスとメリザンド』『ジュリオ・チェーザレ』『ボリス・ゴドゥノフ』と4演目の新制作を行い、意欲的な試みが大きな評判を呼びました。
こうした挑戦を続けることができたのも、皆様のお力添えあってのことです。新国立劇場オペラ公演を支えて下さる全てのファンの皆様、支援者の皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。
選評
開場25周年を迎えた2022年は、5月にグルック《オルフェオとエウリディーチェ》、7月にドビュッシー《ペレアスとメリザンド》、10月にヘンデル《ジュリオ・チェーザレ》、11月にムソルグスキー《ボリス・ゴドゥノフ》と、日本の団体では上演が稀な演目の新制作に続けて挑み、意欲的・衝撃的な舞台を展開。特にオペラ芸術監督・大野和士の意志を映すバロック&ロシア・オペラで多大な成果をあげた。また、「ペレアス~」「ボリス~」で高精度の音楽を創造した大野の指揮も特筆される。さらには、レパートリー上演のクオリティ・アップ、在京オーケストラ公演等での新国立劇場合唱団の活躍も光っていた。よって、オペラ芸術監督・大野和士ともども当賞を授賞したい。(柴田克彦)
『オルフェオとエウリディーチェ』の公演記録映像については、4月7日(金)19:00までOPERA VISIONで無料配信を行っております。更に、『ボリス・ゴドゥノフ』は3月25日(土)から記録映像を配信予定です。
2022年に話題を巻き起こした新国立劇場のオペラ公演の映像を、「新国デジタルシアター」でお楽しみください。
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新国立劇場が2022年度ミュージックペンクラブ音楽賞を受賞しました