この世はすべて冗談!
イタリア・オペラの巨人ヴェルディが、演劇の巨人シェイクスピアの戯曲に挑んだ『ファルスタッフ』。劇と音楽が見事に融合した、ヴェルディ最後のオペラだ。
新国立劇場のプロダクションは巨匠ジョナサン・ミラーによる演出で、17世紀オランダ絵画の世界観で展開する。今回タイトルロールを演じるのは、新国立劇場初登場の人気バリトン、ニコラ・アライモだ。世界の名門歌劇場で60回以上歌っているというファルスタッフ役について、大いに語ってもらった。
インタビュアー◎井内美香(音楽ライター)
ジ・アトレ誌12月号より
音楽面でも演技面でもファルスタッフは"巨大な"役