2025/2026シーズン

ガエターノ・ドニゼッティ愛の妙薬

L'elisir d'amore / Gaetano Donizetti
全2幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉
公演期間:
2026年5月16日[土]~5月27日[水]
予定上演時間:
約2時間30分(休憩含む)

Introductionはじめに

嘘の薬とまことの恋。
幸せな気持ちになれるロマンティック・コメディ!

ベルカント・オペラを代表する作曲家ドニゼッティの人気オペラ・ブッファ(喜劇)。偽の惚れ薬"愛の妙薬"をめぐる、コミカルでちょっぴりホロリとする恋の物語で、世界中で愛される人気作です。テノール屈指の名アリア「人知れぬ涙」をはじめ、ネモリーノのカヴァティーナ「なんて美しい!」、アディーナの告白のアリア「受け取って、私のおかげであなたは自由」、そしてフィナーレのドゥルカマーラの超絶技巧の口上「この薬はなんでも治します」と、色とりどりの美しいナンバーが盛り込まれています。
新国立劇場のリエヴィ演出は遊び心がいっぱい。9メートルもある本や文字、実物大の小型飛行機などがカラフルな舞台上に次々登場し、丁寧な心理描写で恋物語を運びます。目にも耳にも楽しい『愛の妙薬』は、初めてのオペラにもお薦めです。
アディーナ役は新星ソプラノとして大注目のフランチェスカ・ピア・ヴィターレ、ネモリーノには22年の『椿姫』で伸びやかな声が好評を博したマッテオ・デソーレが登場。薬売りドゥルカマーラには同役やモーツァルトで大活躍中のマルコ・フィリッポ・ロマーノ、恋敵となる軍曹ベルコーレには大人気バリトンのシモーネ・アルベルギーニが出演する贅沢さ。指揮はイタリアの重鎮マルコ・ギダリーニです。

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Schedule公演日程

公演日程

2026年5月16日(土)14:00

2026年5月20日(水)19:00

2026年5月23日(土)14:00 託児サービス利用可

2026年5月27日(水)14:00

託児サービス利用可 ...託児室<キッズルーム「ドレミ」>がご利用になれます。

予定上演時間

約2時間30分(休憩含む)

  • 大幅に変更になる場合は、後日あらためてご案内いたします。正式な上演時間は開幕直前の表示をご確認ください。

会 場

ご注意事項

  • 開場は開演45分前です。開演後のご入場は制限させていただきます。

Staff&Castスタッフ・キャスト

スタッフ

  • 【指 揮】マルコ・ギダリーニ
  • 【演 出】チェーザレ・リエヴィ
  • 【美 術】ルイジ・ペーレゴ
  • 【衣 裳】マリーナ・ルクサルド
  • 【照 明】立田雄士
  • 指揮マルコ・
    ギダリーニ
  • 演出チェーザレ・
    リエヴィ
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キャスト

  • 【アディーナ】フランチェスカ・ピア・ヴィターレ
  • 【ネモリーノ】マッテオ・デソーレ
  • 【ベルコーレ】シモーネ・アルベルギーニ
  • 【ドゥルカマーラ】マルコ・フィリッポ・ロマーノ
  • 【ジャンネッタ】今野沙知恵
  • 【合 唱】新国立劇場合唱団
  • 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
  • アディーナフランチェスカ・ピア・ヴィターレ
  • ネモリーノマッテオ・
    デソーレ
  • ベルコーレシモーネ・
    アルベルギーニ
  • ドゥルカマーラマルコ・フィリッポ・ロマーノ
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Profile

【指揮】マルコ・ギダリーニ(Marco GUIDARINI)

ポーランド・ポズナン歌劇場首席指揮者。高度な音楽の知識に人文学的探究を融合し、モーツァルトやベルカント、ヴェルディやプッチーニの主要作、『ヴォツェック』まで、200以上の交響曲、70以上のオペラを指揮。メトロポリタン歌劇場(『リゴレット』)からミラノ・スカラ座(『劇場の都合、不都合』)、シドニー・オペラ(『トスカ』『魔笛』『コジ・ファン・トゥッテ』)、ボリショイ劇場(『トゥーランドット』)、コロン劇場(『ファルスタッフ』)など、世界の主要歌劇場で指揮。2001年から09年までニース・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務める。パリのベッリーニ・ベルカント国際コンクールの芸術監督を10年間務める。フランス放送フィルと『妖精ヴィッリ』を録音し、シャルル・クロックス賞「オルフェ・ドール」を受賞。フランス文化省よりシュヴァリエ・デ・アート・エ・デ・レットルを、イタリア政府より星の騎士章を、18年には、音楽を通じた芸術と人道主義の国際大使として、ポール・ハリス・フェローの称号も授与されている。新国立劇場初登場。

【演出】チェーザレ・リエヴィ(Cesare LIEVI)

イタリアのブレシア・ガルニャーノ生まれ。イタリア、ドイツ、オーストリアで1980年代に舞台演出家として成功を収める。オペラの分野では90年代よりミラノ・スカラ座でシーズン・オープニングの『パルジファル』、ウィーン国立歌劇場『ジェズアルド』、メトロポリタン歌劇場『チェネレントラ』、ベルリン州立歌劇場『マノン』、モデナ市立劇場『ピーター・グライムズ』、カターニャ・ベッリーニ劇場『ラインの黄金』『ワルキューレ』などを手がけている。チューリヒ歌劇場には継続的に招かれ、『妖精ヴィッリ』『道化師』『シチリアの晩鐘』『ジュリオ・チェーザレ』『アルジェのイタリア女』など数多くの作品を発表している。最近ではサンパウロ歌劇場『マノン・レスコー』、クラーゲンフルト歌劇場『カルメン』、モンテカルロ歌劇場『ワリー』、パルマ・ヴェルディ音楽祭『ドン・カルロ』などの新演出を手がけている。

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Profile

【アディーナ】フランチェスカ・ピア・ヴィターレ(ソプラノ)(Francesca Pia VITALE)

OPERA WIRE 2022のオペラ界の新星トップ10に選出される。2020年ミラノ・スカラ座アカデミー修了。スカラ座へは『愛の妙薬』ジャンネッタでデビューし、『はじめに音楽、次に言葉』『ジャンニ・スキッキ』、『リゴレット』小姓、『子どものためのチェネレントラ』クロリンダに出演。カリアリ歌劇場へ『ヘンゼルとグレーテル』でデビュー。スカラ座の20年秋シーズンには『椿姫』アンニーナに出演。その後アルチンボルディ劇場『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ、ヴェローナ歌劇場『椿姫』に出演。22年には『夢遊病の女』リーザでヴィシー、アヴィニヨン、メス、ランスなどフランス各地に登場。スカラ座『秘密の結婚』エリゼッタ、パドヴァでは『カプレーティ家とモンテッキ家』ジュリエッタ、マスカットのロイヤル・オペラでは『フィガロの結婚』スザンナ、スカラ座『小舟に乗った恋人たち』チオマ、『ウェルテル』ソフィーに出演。バーリ・ペトルッツェッリ劇場とボルドー歌劇場で『ラ・ボエーム』ムゼッタ、パレルモ・マッシモ劇場『カプレーティ家とモンテッキ家』、トリノ王立歌劇場『ドン・パスクワーレ』ノリーナに出演している。今後の予定に、ハノーファー歌劇場『リゴレット』、ローマ歌劇場『羊飼いの王様』エリーザなどがある。新国立劇場初登場。

【ネモリーノ】マッテオ・デソーレ(テノール)(Matteo DESOLE)

サッサリ出身。モデナで学び、2015年にボローニャ歌劇場『マクベス』マルコムでデビュー後、ヨーロッパ各地の劇場に次々にデビュー。最近では、ローマ歌劇場、フェニーチェ歌劇場、フィレンツェ歌劇場『椿姫』アルフレード、カリアリ歌劇場『ルチア』エドガルド、エルルで『ラ・ボエーム』ロドルフォ、フィレンツェ歌劇場『つばめ』ルッジェーロ、モデナ、フェッラーラ、レッジョ・エミリアで『ジャンニ・スキッキ』リヌッチョ、ロンドン・ホランドパーク・オペラ『椿姫』、クラーゲンフルト歌劇場『ラ・ボエーム』ロドルフォ、ミラノ・スカラ座『フランチェスカ・ダ・リミニ』『群盗』、ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場『シモン・ボッカネグラ』、バーリ・ペトルッツェッリ劇場『ラ・ボエーム』ロドルフォなどに出演している。新国立劇場へは22年『椿姫』アルフレードでデビューした。

【ベルコーレ】シモーネ・アルベルギーニ(バス・バリトン)(Simone ALBERGHINI)

ボローニャ生まれ。1994年オペラリア・コンクール優勝。ミラノ・スカラ座、グラインドボーン音楽祭、フィレンツェ歌劇場、ワシントン・オペラ、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤルオペラ、ナポリ・サン・カルロ歌劇場、ボローニャ歌劇場、バイエルン州立歌劇場などの主要劇場へ出演を重ねる。ロッシーニ・オペラ・フェスティバルに『オテロ』『タンクレディ』『泥棒かささぎ』『ウィリアム・テル』など数多く出演。『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵/フィガロ、『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ、『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールのほか、『チェネレントラ』ダンディーニ、『ホフマン物語』悪役、『カルメン』エスカミーリョなど、モーツァルト、ロッシーニをはじめイタリア及びフランスオペラをレパートリーとする。最近ではボローニャ歌劇場『シモン・ボッカネグラ』パオロ、トリノ王立歌劇場、パレルモ・マッシモ劇場『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、サン・カルロ歌劇場『ラ・ボエーム』マルチェッロ、ボローニャ歌劇場『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、フェニーチェ歌劇場『アルジェのイタリア女』ムスタファ、『椿姫』ジェルモンなどに出演している。新国立劇場では22年『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、23年『シモン・ボッカネグラ』パオロに出演した。

【ドゥルカマーラ】マルコ・フィリッポ・ロマーノ(バリトン)(Marco Filippo ROMANO)

カルタニッセッタ(シチリア)生まれ。パレルモのベッリーニ音楽院ホルン科卒業後、歌手として研鑽を積む。ミラノ・スカラ座、フィレンツェ歌劇場、テアトロ・レアル、バイエルン州立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ノルウェー国立オペラなどに登場。ペーザロ・ロッシーニ・フェスティバル『ランスへの旅』『マティルデ・ディ・シャブラン』、ヴィルトバード・ロッシーニ音楽祭『ウィリアム・テル』『コリントの包囲』も絶賛される。ロッシーニやモーツァルト、『ドン・パスクワーレ』タイトルロール、『愛の妙薬』ドゥルカマーラ/ベルコーレなどのほか、18世紀や20世紀のオペラもレパートリーとする。最近の主な出演に、フィレンツェ歌劇場『ドン・パスクワーレ』タイトルロール、ザクセン州立歌劇場、パルマ王立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、サヴォンリンナ音楽祭『セビリアの理髪師』、ボローニャ歌劇場『愛の妙薬』ドゥルカマーラ、ミラノ・スカラ座『小舟に乗った恋人たち』など。2024/25シーズンはフィレンツェ歌劇場『チェネレントラ』、ベルリン・ドイツ・オペラ、フェニーチェ歌劇場、ウィーン国立歌劇場『セビリアの理髪師』バルトロ、ミラノ・スカラ座『運命の力』フラ・メリトーネなどに出演予定。新国立劇場初登場。

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Storyものがたり

【第1幕】農場主の娘アディーナが村人たちにトリスタンとイゾルデの惚れ薬の物語を読み聞かせている。ネモリーノは彼女に恋している。軍曹ベルコーレが兵隊と共に登場、アディーナに目を留める。ネモリーノも彼女を呼び止めるがつれなくされる。偽医者のドゥルカマーラがネモリーノに「愛の妙薬」と偽ってワインを売りつけ、一日後に効き目が出ると騙す。軍曹に出発命令が届き、アディーナに「今日中に結婚しよう」と告げる。それでは妙薬が効かないと焦ったネモリーノはもう一日待ってくれと頼んで笑い者になる。アディーナは宴に皆を招き、ネモリーノはひとり偽医者の助けを求めて叫ぶ。

【第2幕】アディーナと軍曹の結婚祝いの席。アディーナは姿の見えないネモリーノを気にする。ネモリーノは妙薬をまた買う金を求めて、ベルコーレに入隊を志願する。娘たちが「ネモリーノが親戚の莫大な遺産を相続した」と噂する。娘たちに急にちやほやされて、ネモリーノは薬の効き目を実感する。アディーナはネモリーノが妙薬のために入隊を志願したと聞きほろりとする。彼女の涙を目にしたネモリーノは、名アリア〈人知れぬ涙〉で彼女の心のうちを悟ったと歌う。アディーナは、ベルコーレから買い戻した入隊契約書をネモリーノに差し出すが、彼は「愛してもらえないのなら兵隊になって死にたい」と叫ぶ。二人は本心を告げあう。ベルコーレが登場、潔くアディーナを諦める。村を去るドゥルカマーラを、一同がにぎやかに見送る。

Ticketsチケット

チケット料金

席種S席A席B席C席D席
料金
(10%税込)
26,400円 22,000円 15,400円 9,900円 6,600円
席種 料金(10%税込)
S席 26,400円
A席 22,000円
B席 15,400円
C席 9,900円
D席 6,600円

クラブ・ジ・アトレ会員の方は、先行販売期間は上記料金の10%OFF、一般発売以降は5%OFFでお求めいただけます。

Z席 1,650円(10%税込)

2025/2026シーズン オペラ セット券
現在、先着順受付中!

座席表

前売り開始日

アトレ会員先行販売期間:2026年2月22日(日)10:00~3月10日(火)

新国メンバーズ先行販売期間:2026年2月23日(月・祝)10:00~3月10日(火)

一般発売日:2026年3月14日(土)10:00

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  • 電話での予約は承れません。
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ご注意事項

  • 発売初日に限りD席のお申し込みは1人合計2枚までとさせていただきます。
  • 就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。お子様も1人1枚チケットをお求めください。
  • 壁際、手摺の近く、バルコニー、上層階の一部のお座席で、舞台が見えにくい場合がございます。ご了承ください。
  • 公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります。
  • 公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。
  • やむを得ない事情により、公演内容やスタッフ・キャストに変更が生じる場合があります。