情報センター
【情報センター】『初台アート・ロフト』を「よむ」「みる」のお知らせ
情報センターで『初台アート・ロフト』を「よむ」「みる」
『初台アート・ロフト』を「よむ」より、一部ご紹介します
『初台アート・ロフト』を「みる」より、一部ご紹介します
『魔笛』
(1998年初演・ミヒャエル・ハンぺ演出版)
(2018年初演、ウィリアム・ケントリッジ演出版)
展示の衣裳は、1998年の初演から、2016年まで上演されたミヒャエル・ハンぺ演出版の衣裳です。
新国立劇場では、2018年にウィリアム・ケントリッジ演出でも上演されており、どちらの公演も情報センターでご覧いただくことができます。
同じ演目でも、演出や衣裳の違いがどのような印象をもたらすのでしょうか?実際の展示衣裳とあわせて、お楽しみください。
『ローエングリン』
(1997年新国立劇場開場記念公演 ヴォルフガング・ワーグナー演出版:①②)
(2012年初演 マティアス・フォン・シュテークマン演出版③④)
新国立劇場で上演された、2つの『ローエングリン』。
今回の展示では、2パターンのエルザの衣裳をご覧いただけます。
また、マティアス・フォン・シュテークマン演出版の衣裳は1階正面入口と、3階ギャラリーにて様々な登場人物の衣裳を展示しています。
他にも様々なジャンルの本を揃えてお待ちしています
今回の初台アート・ロフト『針と糸で繋ぐ未来への扉』展では、舞台衣裳と空間デザインから広がる世界=宇宙の表現を試みています。情報センターでも、科学や哲学、宗教、神話など、様々なジャンルから広がる世界=宇宙を体験できるコーナーを設けています。気になった本を手に取り、じっくりと過ごしていただけるスペースとなっています。
【選書一例】
『手塚治虫キャラクター図鑑 『火の鳥」と宇宙生命 ーコスモゾーンー編』
監修:手塚プロダクション
構成・文:池田啓晶
戦後ストーリーマンガの開拓者、一世の天才マンガ家手塚治虫が生涯をかけて残した膨大な作品群は、 原稿にして15万枚にものぼります。その中に登場する無数のキャラクターから、手塚自身が「ライフワーク」と認めていた『火の鳥』を中心に収録。手塚キャラクターたちと時空を超える探求の旅へと出かけましょう。
【ミニコーナー】生誕130年 江戸川乱歩
関連ミニコーナーとして、2024年に生誕130年を迎える、日本を代表するミステリー作家、江戸川乱歩にスポットをあてています。
「ミステリー」というと、事件の謎解きを想像することが多いのではないでしょうか?
ところが、英語のmystery(ミステリー)は、ギリシア語の「ミューステリオン」を語源としていて、「神の隠された秘密、人智では計り知れないこと」を指す言葉だそうです。謎は事件ばかりではなく、現代でいうところの「超常現象」や「オカルト」の場合もあり、移り行く時間は、過去や現代、未来や、SF(未来や宇宙を舞台とする、空想的な小説)など、作品の中で自由に広がる世界観が、私たちを魅了してやまないのかもしれません。小説に端を発し、舞台化された作品も多い乱歩。様々なジャンルで上演された乱歩作品のパンフレットや、関連本を当劇場の所蔵の中からご紹介します。
『乱歩を探して』
監修:立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター
著者:後藤隆基 (江戸川乱歩記念大衆文化研究センター助教 ※刊行時)
立教大学の"お隣さん"江戸川乱歩が愛した洋館の応接間で行われた不在の主をめぐる、18のインタビューシリーズ。乱歩に所縁のある方々や、乱歩やその作品を愛する方々をゲストに迎え、乱歩邸応接間でインタビューや作品の朗読を収録し、配信したインタビューをウェブ掲載時から大幅に加筆し、再構成されたものとなっています。
『戯曲 黒蜥蜴』
著者:三島由紀夫
華麗なる賭け!宝石「エジプトの宝石」をめぐる探偵明智小五郎と、女賊黒蜥蜴の命をかけた恋と推理の賢覧たる一大絵巻。江戸川乱歩の原作にもとづく三島由紀夫の頽唐美とロマンあふれる名作戯曲。発売時の帯に「読む宝石」と謳われたほど。昭和44年に発行された本文二色刷の豪華愛蔵本。その美しい装丁へのこだわりが随所に感じられます。
『初台アート・ロフト』を「よむ」「みる」/ 江戸川乱歩ミニコーナー
■開催場所:新国立劇場5階 情報センター 閲覧室
■開催期間:2024年5月2日(火)より開催中
(開室日の10:00~18:00 入室の最終受付は17:30です)
情報センター開室カレンダーを十分お確かめの上、ご来場ください。