所長メッセージ

本島美和

新国立劇場 
バレエ研修所所長
本島美和

本島美和

新国立劇場 
バレエ研修所所長
本島美和

新国立劇場バレエ研修所はプロのバレエダンサーの育成機関として2001年に開設されました。現在、新国立劇場バレエ団においてプリンシパルを務める小野絢子さん(第3期修了)、木村優里さん(第10期修了)をはじめ、同バレエ団の3割以上が修了者となっているほか、国内外のバレエ団でも多くの修了者が活躍をしております。

2024年4月より小倉佐知子前所長のもとで始まった新研修体系により、これまで2年間だった研修期間は4年間(前期課程2年+後期課程2年)となりました。なおそれに先立ち2023年9月からは13、14歳を対象にしたジュニアクラスが始まっており、平日の夜と土曜の午前中に週2回のレッスンを行っています。今年度からは優秀者のみに1年間の在籍が認められる「専科」がスタートし、ジュニアクラスから専科まで世代別にきめ細やかに対応し、体型的にも精神的にも成長する10代のダンサーたちを指導しています。

全日制のカリキュラムを組んでいるバレエ研修所は、バレエダンサーとしての必要な技術だけでなく、様々な知識や教養を身に付けることが舞台人としての豊かな表現に繋がると考えており、クラシカル、コンテンポラリー、パ・ド・ドゥ、キャラクテル・ヒストリカルといった実技以外にも、演劇基礎研修、バレエ史、美術史、栄養学、語学など、さまざまな授業があります。

2018年から始まった『ANAスカラシップ』による海外研修は、ロシア(’18,’19)、カナダ(’22,’23)、イタリア(’24,’25)で行われており、現地の文化や芸術に直に触れ、また同世代のダンサーたちと交流する貴重な機会となっております。

バレエ研修所開設から長きにわたり所長を務められていた故 牧阿佐美氏は、技術のみならず品格を備えたバレエダンサーの育成を目指しておられました。その意思を引き継ぎ、次代に繋げていくことで日本のバレエの発展に役立てるよう尽力していきたいと思います。
今後とも、皆様のご理解と温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

プロフィール

東京都出身。牧阿佐美、三谷恭三、豊川美惠子、ゆうきみほに師事する。豊川美恵子エコール·ド·バレエ、橘バレヱ学校を経て2000年牧阿佐美バレヱ団に入団、01年に新国立劇場バレエ研修所に第1期生として入所し、03年新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。05年の新制作『カルメン』で初めて主役に抜擢され、『ドン・キホーテ』『ジゼル』『くるみ割り人形』、ビントレー『アラジン』、プティ『こうもり』などで数多くの主役を務め、古典から新作まで幅広いレパートリーを持つ。また、『眠れる森の美女』カラボス、『不思議の国のアリス』ハートの女王など、キャラクターの強い役柄も定評がある。出演したCMでの演技力が評価され、ACC CMフェスティバルの演技賞を受賞。11年プリンシパルに昇格。06年橘秋子賞スワン新人賞を受賞。22年6月新国立劇場バレエ団を退団。同年9月1日新国立劇場バレエ研修所主任講師補に就任。24年4月同所長補佐兼主任講師に就任。25年4月同アクティング・ディレクター(所長代行)、26年4月同所長に就任。