バレエ研修所ニュース
【プレスリリース】「エトワールへの道程 2023-新国立劇場バレエ研修所の成果-」
それぞれが、プロフェッショナルな舞台芸術の世界へ羽ばたく時
第18期生4名は、2023年3月で2年間の研修を修了し、プロのバレエダンサーへの道を進みます。
修了公演となる今回の「エトワールへの道程」では、『ラ・シルフィード』『白鳥の湖』第3幕よりなどクラシックバレエの名作を抜粋で上演、第18期生が主要な役を務めます。
それぞれの課題に真摯に向き合い様々な経験を重ねてきた研修生が、研修の集大成として披露する舞台にどうぞご期待ください。
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※「研修生によるカナダ国立バレエ学校研修レポート」などをお届けします。
【公演概要】
公演名:
新国立劇場バレエ研修所公演
『エトワールへの道程 2023-新国立劇場バレエ研修所の成果-』
公演日時:
3月11日(土)15:00 12日(日)15:00
会 場:新国立劇場 中劇場
予定上演時間:約2時間15分(休憩含む)
スタッフ
【指 揮】アレクセイ・バクラン
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
【主 催】新国立劇場
キャスト:
【出演】 新国立劇場バレエ研修所 第18期生・19期生、予科生
【ゲスト出演】趙 載範、中島 瑞生、石山 蓮、上中 佑樹
【賛助出演】青山 悠希、菅沼 咲希、根本 真菜美
プログラム:
●『ワルツ』
振付:牧 阿佐美
音楽:シャルル・グノー
出演:研修生、予科生
●『アルレキナーダ』よりパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
音楽:リッカルド・ドリーゴ
出演:小田 那奈 小野田 陽斗
●『シェヘラザード』より ゾベイダと金の奴隷のアダジオ
振付:ミハイル・フォーキン
音楽:ニコライ・リムスキー=コルサコフ
出演:五十嵐 玲奈 趙 載範(ゲスト)
●『ヴァリエーション for 4』
振付:三谷 恭三
音楽:ウィリアム・ウォルトン
出演:朔 元信 竹花 治樹 小寺 夏鼓 石山 蓮(ゲスト)
●『ラ・シルフィード』第2幕より
振付:オーギュスト・ブルノンヴィル
音楽:ヘルマン・ルーヴェンシュキョル
出演:
下川 佳鈴〈シルフィード〉
上中 佑樹〈ジェームス〉(ゲスト)ほか
●『白鳥の湖』第3幕より
原振付:マリウス・プティパ / レフ・イワーノフ
改訂振付:牧 阿佐美
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:
中川 奈奈〈オディール〉 中島 瑞生〈王子〉(ゲスト)
趙 載範〈ロートバルト〉(ゲスト)ほか
チケット料金(10%税込)
全席指定 (税込) 3,300円 Z席 1,650円
○クラブ・ジ・アトレ会員割引含め、各種割引はございません。
チケット取り扱い
お電話でのお求め:新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999
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【Pコード:516-555】
当公演が修了公演となる第18期生の日々の研修 Look-Back
~海外招聘講師特別レッスン、海外研修、舞台鑑賞など~
2021年4月に入所した第18期生は、この2年間これまでとは異なる様々な制約の中で研鑽を積んできました。
座学も課目によってはリモートで、作品上演のためのリハーサルに海外から振付家が来日できない場合もオンラインで指導を受けるなど、困難な状況下、その時の最善の方法で学びを得てきました。
ここ数か月は、中止になっていた海外研修が再開されるなど、少しづつ明るい兆しが見えてきています。
第18期生の日々の研修風景を写真で振り返ります。
入所式-2021年4月
4月、オペラ研修所第24期生、バレエ研修所第18期生、バレエ研修所予科第13期生、演劇研修所第17期生の入所式がオペラ劇場ホワイエにて行われました。
今年度の入所式は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、登壇者、参加者の人数を限定し、来賓や関係者には、式の様子をインターネット配信するかたちで開催されました。
歌舞伎鑑賞-2021年6月
バレエ研修所では、バレエの技術だけでなく、さまざまな知識や教養を身に付けることがダンサーとして重要と考えカリキュラムを組んでいます。
カリキュラムの中で随時行われる舞台鑑賞で、今回は国立劇場での6月歌舞伎鑑賞教室『人情噺文七元結』を観劇しました。
能楽鑑賞-2021年6月
歌舞伎鑑賞教室観劇に続き、国立能楽堂で、能楽鑑賞教室に参加したました。
英国ロイヤルバレエ・プリンシパル平野亮一さんによるクラスレッスン―2021年8月
英国ロイヤルバレエのプリンシパル平野亮一さんに特別クラスレッスンを8月、実施していただきました。
世界トップダンサーの一人である平野さんによる特別クラスレッスンは、研修生たちにとって大きな財産となったに違いありません。
振付家カィェターノ・ソト氏のオンライン直接指導-2021年10月
「バレエ・オータムコンサート2021」で上演したスペイン出身の振付家カィェターノ・ソト作品『Conrazoncorazon』のリハーサルではソト氏からオンラインで直接指導を受けました。
調理実習-2021年12月
感染対策を徹底した上で、クリスマス・イブの12月24日(金)に、栄養学の講義と調理実習を、連携校の科学技術学園高等学校(科技高)で2年ぶりに実施しました。
ニーナ・アナニアシヴィリさんによるワークショップ-2022年8月
8月、世界の著名なバレエ団でプリンシパルとして活躍してきたニーナ・アナニアシヴィリさんによる特別ワークショップが行われました。
参加したのは新国立劇場バレエ研修所の第18・19期生、予科生たちで、クラス・レッスンの他ヴァリエーションの指導を受けました。
ニーナさんは、2004年よりジョージア国立バレエやジョージア国立トビリシ・バレエ学校の芸術監督として後進の指導にあったっていらっしゃいます。
ニーナさん自らが手本を示しながらの熱のこもったワークショップとなりました。
ヴァレリ・ヒリストフさんによるクラス・レッスン-2022年8月
8月、英国ロイヤルバレエ・スクールや英国ロイヤルバレエなど英国各地でバレエ教師として指導にあたっているヴァレリ・ヒリストフさんによるクラス・レッスンが実施されました。
参加したのはバレエ研修所第18・19期生、予科生です。
ヴァレリ先生は一つひとつのポジションの手本を示しながら、熱心に指導してくださいました。
丁寧でわかりやすいヴァレリ先生のレッスンは、研修生たちにとって非常に貴重な経験となりました。
2年半ぶりに海外研修再開-2022年11月
ANAスカラシップによるオペラ研修所とバレエ研修所の海外研修が2年半ぶりに実施されました。
第18期生4名は約3週間、カナダ国立バレエ学校でレッスンを受けました。当バレエ学校は7学年制で、研修生4名が別々のクラスに編入しての受講となりました。
自作自演-2023年1月
バレエ研修所では開所以来、最上級生である研修2年目の研修生に"自作自演作品の創作"が、課題として与えられています。
研修生自身が作品のテーマやタイトルを考え、音楽を選び、振付をし、衣裳を考案し、自分自身が踊り、作品として発表しました。
こうした経験をもとに修了生がバレエ団で自作作品を上演します。
▶木村優里(新国立劇場バレエ団プリンシパル、第10期生)
第18期生 舞台写真
▲小野田 陽斗 ©CHIBA Shuga
▲下川 佳鈴 ©SETO Hidemi
▲中川 奈奈 ©SETO Hidemi