▲各自が自作自演作品を披露後、全員揃ってファイナル・パフォーマンス

1月24日、第18期生による自作自演作品の発表を研修所スタジオ内で行いました。

バレエ研修所では開所以来、最上級生である研修２年目の研修生に"自作自演作品の創作"が、課題として与えられています。
研修生自身が作品のテーマやタイトルを考え、音楽を選び、振付をし、衣裳を考案し、自分自身が踊り、作品として発表します。

小倉佐知子バレエ研修所長や講師陣、１年目の第19期生や予科生もこの発表を鑑賞しました。
今なお困難な状況下で、研修生一人ひとりが自分自身と向き合い、日々のレッスンで学んだ技術や感性を活かして、どのような舞踊表現ができるかに挑戦し、その成果を披露しました。

研修生の伸び伸びとした個性溢れる作品に、盛大な拍手が贈られました。

『驟雨』　振付・出演：五十嵐 玲奈

【本人による作品案内】

「驟雨」とは、急に強く降りだして短時間でやむ強弱の激しい雨のことですが、それをパガニーニの曲と自分の人生とに置き換えて考えてみました。

『Reveal~回想』　振付・出演：下川 佳鈴

『無題』　振付・出演：小野田 陽斗

【本人による作品案内】

人間はなかなか「無」になれない存在です。

どうしても考えすぎてしまう姿を表現します。

『彼は誰時』　振付・出演：中川奈奈

【本人による作品案内】
（かはたれどき）薄暗い朝方。
私は外的要因による幸せではなく、この瞬間に内面にあるものを感じて、それを幸せと捉えたいと思い、創作しました。

こうした様々な経験を経て、その集大成となる「エトワールへの道程2023－新国立劇場バレエ研修所の成果－」が３月上演されます。

ぜひ日々の研鑽の成果を劇場でご覧ください。