新国立劇場からのお知らせ

2019/2020シーズン 法人賛助会員・特別支援企業・協賛企業 懇談会を開催しました


11月17日(日)「2019/2020シーズン 法人賛助会員・特別支援企業・協賛企業 懇談会」を、オペラ「ドン・パスクワーレ」公演終了後、レストラン マエストロにて開催いたしました。

日頃より当劇場をご支援いただいております企業、団体の皆様の御出席を賜り、千穐楽を迎えたオペラ公演の指揮者および出演者、並びに新国立劇場バレエ団のダンサーを囲んでの華やかな会となりました。

開会の御挨拶として尾﨑元規新国立劇場運営財団理事長から劇場への篤いご支援に対する御礼を申し上げ、続いて来賓代表として宮田亮平文化庁長官より、「世界から注目の集まる2020年に向けて、文化を日本人らしさで表現し、そして新国立劇場からも海外発信していく」と、劇場を支えて下さる皆様への感謝の意とあわせ、お話しいただきました。

尾﨑元規 理事長
宮田亮平 文化庁長官


常務理事の今井克一の乾杯の音頭によって開宴した後は、
シーズン開幕公演の『どん底』、現在公演中の『あの出来事』に続く「ことぜん」シリーズ最後の演目『タージマハルの衛兵』(12月上演)の演出を手掛ける、小川絵梨子 演劇芸術監督が登壇。

皆様のご支援に感謝すると共に、公共の劇場だからこそできることを長い目で見て行っていきたいと、今後の展望を述べました。


引き続いて、今シーズンが芸術監督として最後のシーズンである大原永子舞踊芸術監督の、これまでのキャリアを振り返る映像の上映と共に、新国立劇場バレエ団から小野絢子福岡雄大米沢唯木村優里の4人のダンサーが登場し、先月開幕した2019/2020シーズンへの期待、そして大原芸術監督時代の思い出をそれぞれ述べました。


そして、大原からは、皆様のサポートのおかげで20年間、新国立劇場バレエ団が成長し続けてこられたと感謝を述べ、今後の作品づくりのためにもより一層のご支援を賜りたいと、皆様との懇談会の場では最後となる御挨拶をいたしました。



御挨拶の後、ラストシーズンを迎えた大原へ、小川演劇芸術監督からサプライズで贈られた花束を、福岡雄大が代わりに贈呈する一幕も。

世界レベルの公演の実現に向け、芸術監督在任期間を含めた約20年間の長きにわたって新国立劇場バレエ団のレパートリーの拡充やダンサーのレベルアップに尽力した大原へ、御来場の皆様からは温かい拍手を賜りました。



また、本日千穐楽を迎えたオペラ『ドン・パスクワーレ』からも、ドニゼッティらしい軽快かつ優美な旋律を鮮やかに演奏した指揮者のコッラード・ロヴァーリスはじめ、それぞれがコミカルな演技と卓越した歌唱力により大いに場内を沸かせた歌手らが駆け付け、会場はより一層華々しく盛り上がりました。

公演関係者からの御挨拶後は、歌手やダンサーとの歓談や記念写真撮影など、御出席の皆様には特別なひと時をお過ごしいただき、大盛況のうちに閉宴いたしました。



なお、司会はTBSアナウンサー皆川玲奈さんにお務めいただきました。


10月に開幕した2019/2020シーズン。

オペラ部門は、新国立劇場オペラパレス初のバロック・オペラ『ジュリオ・チェーザレ』(4月上演)、「オペラ夏の祭典2019-20 Japan↔Tokyo↔World」第2弾として国際共同制作される『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(6月上演)、バレエ部門からは7年ぶりの再演でドラマティック・バレエの傑作であるケネス・マクミラン振付『マノン』(2月上演)に加え、昨シーズン大きな反響を呼んだ、目にも楽しい『不思議の国のアリス©』(6月上演)、ダンス公演は新国立劇場バレエ団による振付が毎度好評を得ている『Dance to the Future 2020』(3月上演)、演劇公演は現在シリーズ第2弾の『あの出来事』が上演されている「ことぜんシリーズ」やフルオーディション企画第2弾『反応工程』(4月上演)など、まだまだ多くの注目作品がございます。
その他にも2020年の夏に向け、劇場を挙げての多彩な公演を展開する舞台芸術のフェスティバル「2020新国フェス~とどけ!舞台の魔法」も実施いたします。


よりよい作品の制作や、舞台芸術の普及は、皆様からのご支援が何よりの糧となります。
是非とも芸術文化の更なる発展に向け、ご支援賜りますよう引き続きお願い申し上げます。

賛助会員についてはこちらを、協賛企業についてはこちらをご覧ください。

新国立劇場バレエ団より 
(左から)
小野絢子、福岡雄大


米沢唯、木村優里

オペラ『ドン・パスクワーレ』出演者一同
(左から) コッラード・ロヴァーリス、ロベルト・スカンディウッツィ、ビアジオ・ピッツーティ、
      マキシム・ミロノフ、ハスミック・トロシャン