Storyものがたり
ある婚礼で幕が上がる。新郎新婦は、まだ生まれぬ子どもとの将来を想像している。会話の中で彼らの子どもはどんどん成人し、仰天な顛末を迎えてしまう。楽しい新婚時代から子どもも生まれ落ち着いた結婚生活、そして老夫婦へ。幾千万の名もなき人間が出会う最終景、彼らの上に雪がチラチラと舞いはじめる・・・
一年間かけて試演を重ね、その都度、演出家と芸術監督、制作スタッフが協議し、上演作品がどの方向に育っていくのか、またその方向性が妥当なのか、そしてその先の展望にどのような可能性が待っているのかを見極めていく「こつこつプロジェクト」。時間に追われない稽古の中で、作り手の全員が問題意識を共有し、作品への理解を深め、舞台芸術の奥深い豊かさを一人でも多くの観客の方々に伝えられる公演となることを目標とします。
第一期は2019年3月から20年3月まで行われました。演出家の西沢栄治は、プロジェクトがスタートした「令和」という新たな時代に、「昭和」という時代とそこに生きた名もなき人々について思いをはせ、別役実がさまざまなかたちで描き続けた「小市民」シリーズ、なかでもこの「あーぶくたった、にいたった」に惹かれました。ネット上での承認欲求、自己発信だらけの現代において、もはや絶滅危惧種となったともいえる「小市民」の有り様を見つめ捉えなおすことで、生活者レベルの日本人論にたどり着きたいという西沢。別役戯曲を鮮やかに立体化し、次世代にその魅力を伝えます。
2021年 | 12月7日 | 火曜日 | 19時 | |
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12月8日 | 水曜日 | 19時 | ||
12月9日 | 木曜日 | 13時 | ||
12月10日 | 金曜日 | 13時 | ||
12月11日 | 土曜日 | 13時 | 17時 | |
12月12日 | 日曜日 | 13時 | ||
12月13日 | 月曜日 | 休演 | ||
12月14日 | 火曜日 | 13時 シアタートーク |
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12月15日 | 水曜日 | 13時 | ||
12月16日 | 木曜日 | 19時 | ||
12月17日 | 金曜日 | 19時 | ||
12月18日 | 土曜日 | 13時 | 17時 | |
12月19日 | 日曜日 | 13時 |
劇作家、小説家、エッセイスト。1937年旧満州(現、中国東北部)生まれ。日本の不条理演劇を確立した第一人者。ベケットらの不条理劇に影響を受け、鈴木忠志らと劇団 「自由舞台」(後の早稲田小劇場)を創設。その旗揚げ公演であった戯曲『象』(62年)で注目され、『マッチ売りの少女』(66年)と『赤い鳥の居る風景』(67年)で第13回〈新劇〉岸田國士戯曲賞を受賞。140 本を超える劇作の他、童話、ジョークエッセイ(『虫づくし』『もののけづくし』などの「~づくし」シリーズ)、衝撃的な事件の闇に包ま れたメカニズムを鋭敏な目で分析した犯罪エッセイなど、その関心は森羅万象に及ぶ。2020年3月3日逝去。
2000年、プロデュース形式のJAM SESSIONにて演出を始める。ギリシャ劇や歌舞伎などの古典から現代劇まで、まっすぐに芝居をつくる心意気で活動中。04年、日本演出家協会主催の「若手演出家コンクール2003」にて最優秀賞を受賞。『フランドン農学校の豚』『シャケと軍手』『楽屋』『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』『ヴェニスの商人』、「喜劇昭和の世界」三部作シリーズ、『女の平和』『四谷怪談』『牡丹灯籠』『天保十二年のシェイクスピア』『わが町』『夏の夜の夢』など。
ある婚礼で幕が上がる。新郎新婦は、まだ生まれぬ子どもとの将来を想像している。会話の中で彼らの子どもはどんどん成人し、仰天な顛末を迎えてしまう。楽しい新婚時代から子どもも生まれ落ち着いた結婚生活、そして老夫婦へ。幾千万の名もなき人間が出会う最終景、彼らの上に雪がチラチラと舞いはじめる・・・
席種 | A席 | B席 |
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料金(10%税込) | 6,600円 | 3,300円 |
席種 | 料金(10%税込) |
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A席 | 6,600円 |
B席 | 3,300円 |
○クラブ・ジ・アトレ会員の方は、公演最終日まで上記料金の10%OFFでお求めいただけます。
Z席 1,650円(10%税込)
2021年11月と12月に上演される2作品を同時購入でお得にお買い求めいただけます。
12,800円(正価 14,300円のところ、10%OFF)
購入特典として「プラスワンチケット10%割引きクーポン」をもれなくプレゼント!
詳細はこちらから
ボックスオフィス窓口の営業時間はこちらよりご確認ください。
【Pコード:507-203】
【Lコード:33948】
お申し込みの際に、割引をご利用の旨お知らせください。(Z席は対象外)
ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィスで取扱。
ボックスオフィス(窓口・電話)、Webボックスオフィス、チケットぴあで取扱。
公演当日に残席がある場合のみボックスオフィス窓口で取扱。要学生証。
ボックスオフィス(窓口・電話)のみ取扱。要障害者手帳等。
10名以上でのご観劇の場合は新国立劇場営業部(TEL:03‐5352‐5746)までお問い合わせください。