オペラ公演関連ニュース

2020年10月25日(日)開催 新国立劇場はワールド・オペラ・デー2020に参加いたします!


"World Opera Day (ワールド・オペラ・デー)"は、昨年2019年より始まった、世界中の人々と音楽の楽しみ、そしてオペラの素晴らしさを分かち合うための、また、社会における芸術の価値を再認識するための、国際的なオペラ・イベントです。

10月25日の当日には、イベントの提唱者であるオペラ・ヨーロッパ、オペラ・アメリカ、オペラ・ラティーノ・アメリカにより、オペラ界の国際的な連帯や国際機関との連携、世界中の次世代のオペラ・スターの発掘や支援を標榜したオペラ・フォー・ピースの監修のもと、ワールド・オペラ・デー記念コンサートがオンライン上で開催されることとなりました。

記念コンサートでは、趣旨に賛同した世界6大陸・30人以上のアーティストたちや団体からの実演映像や、このキャンペーンを支える各国のアーティストからのショートメッセージ動画などを、全4幕構成で丸一日お楽しみいただけます。

新国立劇場も、このワールド・オペラ・デーを祝して、特別動画と共に、コンサートの"第1幕"冒頭に登場。
新国立劇場合唱団と4名のソリストたちが、新国立劇場首席合唱指揮者:三澤洋史の指揮で、今年、生誕250周年を迎えた楽聖:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲「交響曲第九番」より第四楽章を抜粋で演奏いたします。


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(左から)村上公太/大隅智佳子/但馬由香/吉川健一

<演奏者・演奏曲>

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲 

交響曲第九番 Op.125 第4楽章より抜粋

指揮:三澤洋史(新国立劇場首席合唱指揮者)

ピアノ:江上菜々子

ソリスト:大隅智佳子(Soprano)/但馬由香(Alto)/村上公太(Tenor)/吉川健一(Bariton)


合唱:新国立劇場合唱団



ベートーヴェンはワールド・オペラ・デー2020の共通テーマとなっております。

その音楽の才への賞賛はもちろんのこと、彼自身が理想とし、数多の楽曲に注ぎ込んだ普遍的な博愛精神は、ワールド・オペラ・デーの趣旨とも合致していると言え、まさにこの日を讃えるにふさわしいテーマです。
なお、ベートーヴェン唯一のオペラである『フィデリオ』は、10月23日~24日にわたり、3団体からの映像配信が予定されております。

>ワールド・オペラ・デー記念コンサート 第2~4幕はこちらから!

新国立劇場では、記念コンサートの参加に加えて、まさに全世界を挙げてお祝いする記念日となるワールド・オペラ・デーのために、4月~6月の「巣ごもりシアター」の配信作品の中でも特に話題となったオペラ『トゥーランドット』(2019年7月20日公演)を、再び新国立劇場ウェブサイト上で、1週間の期間限定にて無料配信いたします。
配信期間:10月23日(金)17:00~30日(金)17:00(日本時間)

>『トゥーランドット』ご視聴はこちらから (現在配信中!)

配信は終了いたしました。たくさんのご視聴、ありがとうございました。(10月30日)

オペラを、音楽を、また芸術文化を愛する皆様と一緒にワールド・オペラ・デーを盛大にお祝いできることを楽しみにしております。


World Opera Day Celebration Concert

【第2幕】2020年10月25日(日)21時開演(日本時間)
詳細:https://operavision.eu/en/library/performances/concerts/celebration-concert-act-ii



【第3幕】2020年10月26日(月)深夜0時開演(日本時間)
詳細:https://operavision.eu/en/library/performances/concerts/celebration-concert-act-iii



【第4幕】2020年10月26日(月)早朝4時開演(日本時間)
詳細:https://operavision.eu/en/library/performances/concerts/celebration-concert-act-iv



・ワールド・オペラ・デーとは?

各大陸のオペラハウスが加盟する「オペラ・ヨーロッパ」「オペラ・アメリカ」「オペラ・ラティーノアメリカ」の提唱により始まり、今年2年目を迎える国際的なオペラ・イベントです。

オペラの素晴らしさを称え、そして社会におけるオペラの力、価値を認識する機会として、2名の偉大な作曲家ジョルジュ・ビゼーと、ヨハン・シュトラウスII世の誕生日10月25日を記念日としました。

とりわけ今年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、オペラ団体をはじめとした文化芸術団体が大打撃を受けましたが、このような国際情勢だからこそ、人々に希望や活力を与える文化芸術の価値や重要性がより一層高まりました。世界共通語であるオペラを通じ、困難な時代においても世界中の人々が、自由と寛容の精神を共有する一日として、OperaVisionチャンネル他、様々なオンラインプラットフォームを通じて各国の歌劇場やオペラ団体がキャンペーンを展開します。

ワールド・オペラ・デー 公式サイト https://www.worldoperaday.com/
ハッシュタグ #worldoperaday #loveopera